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[球蹴男児U-16]「活気のあるチーム」。18人で挑戦の熊本学園大付は0-2から追いつき、勝ち点1獲得

ゲキサカ / 2024年5月3日 23時16分

熊本学園大付高のゲームメーカー、MF加藤倫太朗(ブレイズ熊本出身)がサイドチェンジ

[5.3 球蹴男児U-16リーグD2第1節 熊本学園大付高 2-2 鹿児島実高 大津町運動公園多目的A]

 今年、熊本学園大付高(熊本)に入学した新入生は例年よりも少ない18名。「最初に集まった時はパスも繋がらない状態だった。怪我している選手もいて、厳しい戦いになるのは分かっていた」とMF加藤倫太朗(ブレイズ熊本出身)は振り返るが、「2024 球蹴男児U-16リーグ」D2リーグ開幕戦である鹿児島実高戦(鹿児島)に向けて練習に励んできたという。

 ただ、気合が空回りし、初戦の硬さも見られた結果、前半18分と22分には連続失点。加藤は「自分たちは気合が入っていて、やる気だったのですが、甘えたところが出てしまった」と振り返る。追い掛ける展開を強いられてからは選手のスイッチも入り、攻守の切り替え速度がアップ。プレスの強度も上がったことで、マイボールの時間が増えていく。

 最初の見せ場は34分。リスタートのこぼれ球を拾ったMF井上正人が素早くゴールを狙ったが、シュートは枠を捉えることができない。38分には左サイドでボールを受けたMF赤石大空がクロスを上げると、直接ゴールネットに吸い込まれ、1点を返した。さらに、前半終了間際の43分には、FW宮崎道成が高い位置で奪ったボールを勢いのまま打ち返し、一気に同点まで持ち込んだ。
前半43分、FW宮崎道成が左足シュートをGK頭上へ突き刺し、同点
 後半、追い付いた勢いのまま攻勢を強めたいところだったが、鹿児島実に押し返されてしまう。それでも、180cmのレフティーDF花岡陽斗とゲームキャプテンを務めたDF山口結人のCBコンビがゴール前で相手に仕事をさせず、3点目を与えない。

「このチームでの仕事はサイドに展開すること。裏へのパスにも自信があったのですが、九州相手には厳しいなと思った」。そう話す加藤も時間の経過とともに調子を上げ、3列目からの展開で攻撃のリズムを作る。すると、後半32分にはゴールまで粘り強く運び、シュートを打ち込んだ。だが、これは相手GKが好セーブ。また、44分には交代で入ったMF清住悠斗が縦関係でのワンツーからゴール前に鋭いパスを送ったものの、相手DFに跳ね返された。

 逆転のチャンスがありながらも、初陣は2-2の引き分け。「最後まで自分たちの技術不足でパスを繋げることができなかった」と加藤は悔やんだが、2点のビハインドを追い付いて勝ち点1を掴んだ経験はこの先必ず生きるだろう。加藤が「一人ひとりの元気があって、活気のあるチームだと思っている。最後、きつい中でもしっかりみんな声を出して、頑張れるのが良いところ」という熊本学園大付らしさを感じるゲームでもあった。
180cmCB花房陽斗が相手をブロック
(取材・文 森田将義)

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