苦労して掴んだパリ五輪、アジア王者U-23日本代表・大岩監督はガラガラ声で呼びかけ「再度私たちの背中を押して」

大岩剛監督

[5.3 AFC U23アジア杯決勝 日本 1-0 ウズベキスタン ドーハ]

　苦しみながらも、U-23日本代表がアジア王者を掴んだ。今大会無失点のウズベキスタンを相手にした決勝は、後半アディショナルタイムにFW山田楓喜(東京V)の左足弾で先制。直後にはGK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)がPKセーブをみせる劇的勝利を飾った。

　死闘を終え、インタビューに答えた大岩剛監督の声はガラガラ。ただ「非常に厳しい試合でしたが、選手たちがよく頑張ってくれた」「選手だけでなくスタッフ全員で戦ってきた。大いに喜んでパリオリンピックに向かいたい」と充実の表情をみせた。

　苦しみながら戦った経験は必ず本大会に生きるはず。苦労した点について「全部ですね、苦労しました」と大きなため息とともに答えた指揮官は、「国民のみなさんをヒヤヒヤさせたと思いますが、アジアチャンピオンとしてオリンピックに向かいますので、再度私たちの背中を押していただければ大変うれしいです」と金メダル獲得に向け、後押しを呼びかけた。
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