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大胆攻撃参加でアジアVロードこじ開けた“最年少”19歳DF高井幸大「行けるかなと思ったので…」5戦フル出場で一躍パリ行き有力候補に

ゲキサカ / 2024年5月5日 2時33分

DF高井幸大(川崎F)

 AFC U23アジアカップを制したU-23日本代表のDF高井幸大(川崎F)が4日深夜、大会開催地のカタールから羽田空港に帰国し、報道陣の取材に応じた。

 2004年生まれで19歳の高井は01〜04年の選手で構成されるパリ五輪世代の最年少組だが、今大会はCBの一角で5試合に先発フル出場。192cmの長身を生かした空中戦で圧倒的な勝率を誇ったほか、日に日に安定感を増す対人守備や、リスクを避けながらも時には果敢に縦パスを差し込むビルドアップで攻守にチームを支え、パリ五輪出場権獲得と4大会ぶりのアジア制覇に大きく貢献した。

 3日の決勝ウズベキスタン戦(○1-0)では、後半アディショナルタイム1分の劇的な決勝ゴールの起点を担った。鋭いインターセプトで相手の攻撃を止めると、巧みなヒールパスで味方にパス。その上、大胆なオーバーラップでペナルティエリア内まで走り込み、MF山田楓喜のシュートコースを空けていた。

 高井は得点シーンについて「(残りの)時間も短かったし、行けるかなと思ったので行った。(終了間際で)身体的にもキツかったし、延長戦に行くと厳しいと思っていた」と自身の判断を回顧。守備対応で疲労が溜まっている中、勝負を分ける局面での攻撃参加は度胸もセンスも問われるが、そこは「たまたまですかね」と謙遜した。

 またウズベキスタン戦の展開を振り返る際には「正直、相手の思うようにやられたと思う。相手がマンツーマンで来た時に自分たちが剥がすところとか、そういうところでもっとやっていかないといけない」と課題も指摘。自身のプレーの手応えも「そこまではない。前よりは良くなったと思う」と評するにとどめた。

 もっとも、自ら「それが自分の課題だと思っていた」と認めるようなプレーの波は少なくなり、今大会は5試合を通じて安定感のあるパフォーマンスを継続。川崎Fで見せている果敢なビルドアップや持ち上がりも「試合のビデオを見ていて、自分の右側でうまくいっていないと思っていたので変えた」と試合を重ねるごとに本来の姿勢を強め、大会前は大岩ジャパン2試合出場という立場から、いまやパリ五輪へのメンバー争いをリードする立場となった。

 それでもまずは「もちろん(パリ五輪には)行きたいし、でもその中でもポジション争いがあるのでまずは自チームで結果を残すことが一番」と冷静に先を見据える19歳。パリ五輪代表の有力候補としてのJリーグ合流へ「帰った後の1試合目はそういう目で見られると思うし、それが代表選手だと思う。でもそこまでは気負わずにやれれば」と自然体で臨んでいく構えを見せた。

(取材・文 竹内達也)
●AFC U23アジアカップ2024特集●パリオリンピック(パリ五輪)特集

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