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いつだって効いている「レイソルのマスチェラーノ」。柏U-18DF福島大雅が示し続ける100パーセントで闘うことの価値

ゲキサカ / 2024年5月6日 19時30分

 前半こそ失点に絡むシーンもあったものの、後半のプレーぶりは圧巻の一言。それはスコアボード担当だったメンバー外の“後輩”も、思わず「大雅、凄いな……」と呟くほどのハイパフォーマンス。終盤に2点目を献上して試合には敗れたが、福島の鬼気迫る45分間には、サッカー選手としての矜持が詰め込まれていた。



 もともとはボランチを務めることが多かったが、2年生だった昨シーズンはチーム事情もあって、センターバックへとコンバートされたことをきっかけに、プレミアリーグでもスタメン起用される機会が増加。貴重な経験を積み重ねた。

「周りは3年生が多かったですけど、ピッチに入ったらそんなことは関係なくて、自分の武器をどれだけ出せるかは意識していました。ただ、3年生のありがたみも実感しましたね。隣にいた(池端)翔夢くんとか、(大木)海世とか(関富)貫太とか、3年生が自分たちを引っ張ってくれていたんだなって。今年は一緒にセンターバックをやっている(吉川)晴翔が1年生なので、自信を持ってプレーできるように自分からもっとサポートしたいですね」。先輩たちから学んだものを、今度は後輩へと還元する意欲も十分に持ち合わせている。

 それでもこの日の試合には、不甲斐なさばかりが残ったという。「後半は自分たちのペースになったんですけど、人に動かされているようではまだまだですし、自分たちはアクションということをテーマにやっているので、前半から自分たちで喝を入れないといけないですよね」。目標とするのは、世界的な闘将としても知られる元アルゼンチン代表のハビエル・マスチェラーノ。彼のプレーぶりを見れば、その人選にもすぐに納得が行った。

 2024年はアカデミーで過ごしてきた6年間の集大成。ここから為すべき自身の役割も明確だ。「チームの目標が『日本一になる』ということなので、ここまでずっと育ててくれた藤田さんや、ずっと一緒にやってきたチームメイトのためにも、自分がチームを勝たせたいですし、そのためにはやっぱり練習が大事だと思うので、練習から自分が思うことはどんどん言って、周りにも声を求めて、みんなで助け合いながら日本一を獲りたいですね」。

 チームを圧倒的なパワーで牽引するべく、常に100パーセントで闘う漢。目指すは「レイソルのマスチェラーノ」。いつでも、どこでも、どんな状況に置かれても、福島大雅は全力で今の自分と向き合っていく。



(取材・文 土屋雅史)
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