求められるのは「相手の土俵になっても戦わないといけない」逞しさ。大宮U18は尚志相手に粘り強く完封勝利を収めて今季2勝目!
ゲキサカ / 2024年5月13日 19時36分
[5.12 プレミアリーグEAST第6節 大宮U18 2-0 尚志高 埼スタ第2グラウンド]
いつでも思い描いたような試合ばかりができるわけではない。自分たちがペースを握る時間があれば、相手に押し込まれる時間だってある。それでも意識し続けるべきことはきっと変わらない。ゴールを守り、ゴールを奪う。シンプルではあるけれど、それ以外に勝利を引き寄せる術はない。
「今の自分たちはいつもシュート数が少なくて、相手の方が多いと。でも、ゲームの勝敗はそれだけでは決まらないわけで、『いかにして最後のところをやらせないか』『いかにして少ないチャンスを決め切るか』が非常に大事だから、今週1週間のトレーニングはそういうところも意識していこうと話はしていて、ずっとそういうところを言い続けてやっていけば、こういうゲームが増えていくのかなとは思います」(大宮U18・丹野友輔監督)。
全員が粘り強く戦って手にした、今季ホーム初勝利!11日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 EAST第6節で、大宮アルディージャU18(埼玉)と尚志高(福島)が激突した一戦は、前半終了間際の43分にMF丹野豊芽(3年)のゴールで先制した大宮U18が、後半12分にもFW野口蒼流(2年)が追加点を奪い、2-0と完封勝利。3試合ぶりの白星をもぎ取っている。
「今日は『自分たちのサッカーをやろう』と。ミラーゲームにして勝負しようと思いました」と仲村浩二監督も話した尚志は、システムをここまでとは異なる4-4-2にしてスタート。DF大須賀元(3年)とDF西館優真(3年)のセンターバックコンビからボールを動かし、前線のFW矢崎レイス(3年)を基点に攻撃を組み立てる中で、前半25分には右サイドでMF大内完介(3年)のパスを受けたDF荒川竜之介(3年)のクロスから、DF板垣大翔(3年)のシュートは枠の上へ。両サイドバックでフィニッシュまで持ち込むも、先制点には至らない。
一方の大宮U18はMF神田泰斗(1年)とMF斎藤滉生(2年)のドイスボランチがセカンド回収に奔走し、中盤からの配球を起点に右のMF田中奏良(2年)、左の丹野がサイドで仕掛けるアタックから窺う相手ゴール。29分には右サイドを巧みに運び、野口が放ったシュートはゴール左へ外れたものの、流れの中からチャンスを作り出す。
お互いに決定機までは創出しきれない展開の中で、スコアが動いたのは43分。大宮U18はここも斎藤が右へ振り分け、田中のクロスを野口が合わせたシュートは西館が果敢にブロックしたものの、こぼれを拾った丹野のシュートがゴールネットを確実に揺らす。「あの時間帯でのゴールと、前半を1-0で終えられたことは結構大きかったですね」とMF山中大智(3年)も話したホームチームが1点をリードして、最初の45分間は終了した。
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