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一歩ずつ前進していくタイガー軍団が描くのは「2024年の景色」。前橋育英は尚志相手に今季初の逆転勝利を収めて連敗ストップ!

ゲキサカ / 2024年5月26日 19時0分

高体連の強豪対決は前橋育英高がホームで尚志高に逆転勝利!

[5.25 プレミアリーグEAST第8節 前橋育英高 2-1 尚志高 前橋育英高校高崎グラウンド]

 チームなんて1日1日で変わっていく生き物だ。良い時もあれば、悪い時もある。成長することもあれば、停滞することもある。でも、一歩ずつでもいいから前進はし続けていたい。だって、手に入れたいと目指しているものは、きっと前にしかないはずだから。

「入りでああいう失点をしてしまって、雰囲気的にも良い状態ではなかったところから、こうやって逆転できたのはインターハイに向けても弾みが付きますし、こういう勝ち方もできるというのは自分たちもわかったので、そこは今後の自信に繋がるかなと思っています」(前橋育英高・石井陽)。

 今季初の逆転勝利で、連敗脱出に成功!25日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 EAST第8節で、前橋育英高(群馬)と尚志高(福島)が対峙した一戦は、前半5分にMF西丸由都(3年)のゴールで尚志が先制したものの、前半のうちにFWオノノジュ慶吏(3年)が同点弾を叩き込んだ前橋育英は、後半16分にMF平林尊琉(2年)が決勝点をゲット。3試合ぶりとなる白星を手繰り寄せている。


 ゲームは「前半の立ち上がりは結構守備がハマって、良い形で行けましたね」とキャプテンのFW千住澪央(3年)も話した尚志が強度高くゲームに入ると、あっという間に動いたスコア。5分。相手ボールを良い形で奪った流れから、MF星慶次郎(3年)、千住と繋がったボールは西丸の足元へ。「トラップは結構ギリギリで触った感じがしたんですけど、相手が詰めてこなくて、ゴールを見て打てそうだったので、右下にインサイドで流し込む感じで」丁寧に蹴ったボールは、狙い通りのコースを辿ってゴールネットへ吸い込まれる。1-0。アウェイチームが早くもリードを奪う。

 以降も「いつもより前からハメに行っていて、それでうまくハマって取れたシーンが何回もありました」と西丸も口にした尚志は、好リズムの中で狙う2点目。22分には左サイドから西丸が中央へ丁寧に折り返すも、千住の決定的なシュートは枠の左へ。41分にも西丸の右CKから、DF板垣大翔(3年)が頭で合わせたボールはGKを破るも、ここはカバーに入っていた前橋育英のDF青木蓮人(3年)がライン上でスーパークリア。ホームチームも水際で踏みとどまる。

 兆候は現れていた。「全部縦パスを引っ掛けちゃって取られていたんですけど、センターバックがうまく繋ぎ出してからはリズムが出たと思います」とは前橋育英のGK藤原優希(3年)。前半の中盤ぐらいからボールも回り出し、主導権は引き寄せつつあった中で、44分に相手のパスミスを見逃さなかったFWオノノジュ慶吏(3年)はGKをかわして、無人のゴールへボールを流し込む。「アレは大きかったですね」と山田耕介監督も言及した貴重な同点弾。前半は1-1のタイスコアで45分間が終了した。

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