1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

浦和サポに敬意示した町田・黒田監督、54歳誕生日に敵地埼スタ攻略「この上ないプレゼント」

ゲキサカ / 2024年5月26日 22時11分

サポーターの前で喜ぶ黒田剛監督

[5.26 J1第16節 浦和 1-2 町田 埼玉]

 首位のFC町田ゼルビアは26日、後半アディショナルタイム6分にMF下田北斗のPKで劇的な決勝ゴールを奪い、敵地で浦和レッズを破った。同日、54歳の誕生日を迎えた黒田剛監督は試合後、サポーターからハッピーバースデーの大合唱を受け、「最高のハッピーバースデーをくれたのはこの上ないプレゼントだと思うし、改めて感謝したい。埼玉スタジアムでハッピーバースデーの歌を聴ける機会はなかなかない」と喜びを語った。

 埼玉スタジアム2002に39460人の大観衆が詰めかけた上位対決。町田にとっては4月13日に国立競技場でホームゲーム開催した第13節・神戸戦の39080人を上回るクラブ史上最多観衆の下でのプレーとなったが、敵地の雰囲気に圧倒される様子はなかった。

 黒田監督は青森山田高時代、全国高校サッカー選手権の準決勝・決勝で満員に近い埼スタの雰囲気を何度も経験。今回はホームの浦和サポーターを敵に回すということもあり、試合前には相手サポーターが作り出すであろう雰囲気に敬意を表しつつ、選手たちを奮い立たせていたという。

「今日は入りから浦和さんの圧倒的なサポーターのパワー、力というものが必ず選手に乗り移り、そこに屈することがあればひとたまりもないということで、選手たちを奮い立たせて入れた。また、今は首位ではあるが、これを維持しようとか、今日を弱気になって戦うことで、一気に先頭集団が団子状態になるということも踏まえ、平凡なチームにはなりたくないと、ここでもう一つ力をつけて強さを発揮していくことがこれからの首位争いに大きく影響してくるということで、彼らもそういった形で奮起させた」(黒田監督)

 さらにこの日が誕生日ということで「何よりも勝ち点3のプレゼントが欲しいということで、もう一盛り上がりして送り出した」と笑みも見せた指揮官。そのかいあって前半は普段どおりの拮抗した展開に持ち込み、「案の上前半から持たれるケースは非常に多かったが、帰陣も早く、ゴール前やセンターを空けないということで、クロス対応を含めて本当にパーフェクトにやってくれたという印象」というプランどおりにハーフタイムを迎えた。

 また後半は7分にMF平河悠のゴールで先制しながらも、同9分にすぐさまMF伊藤敦樹のゴールで追いつかれるという慌ただしい展開となったが、冷静に終盤勝負のプランを描いていたという。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください