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「緊張なのか、色気なのか」明治大、リーグ5戦25発の攻撃陣が不発…町田戦を前に終戦

ゲキサカ / 2024年5月26日 22時59分

「緊張なのか、色気なのか」明治大、リーグ5戦25発の攻撃陣が不発…町田戦を前に終戦

[5.26 天皇杯1回戦 筑波大1-0明治大 Ksスタ]

 自慢の攻撃力が封じられた。前半からなかなかリズムを掴むことが出来なった明治大は、後半30分にセットプレーから失点。終盤にはより攻撃的な布陣にして臨んだが、ゴールネットを揺らすことはできなった。

 今年度の天皇杯には、昨年度の全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)を制したことで出場権を獲得していた。「先輩たちが残してくれた」権利に感謝しつつ、今大会への思いを強めてきた。

 そして今年の大学リーグ戦でも5試合で25得点を5連勝。記録的な好スタートを切り、絶好調で今大会にやってきたはずだった。

 しかし栗田大輔監督はどこか嫌な雰囲気を感じていたという。「緊張なのか、期待なのか、色気なのか。ホテルだとかミーティングでもみんなの立ち振る舞いをみて違うなと感じた」。

 また勝てば2回戦でFC町田ゼルビアと対戦できることは、高いモチベーションになっていたはずだった。「先を見ないで一戦一戦やることが大事。リーグ戦で連勝していることで、どこかに心の隙があったのではないか」。自らにも問いかけるようにして、無念さを滲ませた。

 主将FW中村草太(4年=前橋育英高/広島内定)もその空気感は少なからず覚えていたという。「リーグ戦5連勝してるとか、自分たちはできるんだという慢心だったり、あとは次が町田とできたり、テレビ中継が入ったり、外的要因に対して自分たちのやるべきサッカーができなかった」と唇を噛むと、「この負けを引きずらずに次のリーグ戦に向けて切り替えてやって行くしかない」と必死に顔を上げていた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第104回天皇杯特集●第98回関東大学リーグ特集

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