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パリ五輪目前でサプライズ復帰!! 大きな覚悟で“最終選考”に臨む鹿島MF松村優太「あいつならいつ走ってもボールが出てくる」荒木遼太郎とも久々共演へ

ゲキサカ / 2024年6月3日 8時1分

鹿島アントラーズMF松村優太

[6.1 J1第17節 鹿島 3-2 横浜FM 国立]

 鹿島アントラーズで出場機会が限られている中、本人としても驚きのU-23日本代表復帰だった。しかしどんな形であれ、パリ五輪への絶好のチャンスが巡ってきたのも事実。最終選考にあたるアメリカ遠征に向かうMF松村優太の胸には大きな覚悟が宿っていた。

「正直、入るとは思っていなかった。でも入ったことには意味があると思う。自分の立場、立ち位置は自分が一番よく分かっているし、代表チームで求められていることはもちろん理解している。入ったからには自分がその期待に応えるだけ。100%できることをやりたい」

 パリ世代屈指のウインガーとして知られる松村だが、五輪イヤーの今季は苦しい日々を過ごしてきた。

 新たにランコ・ポポヴィッチ監督が就任した鹿島でポジション争いに苦戦し、J1リーグ戦の先発出場はいまだなし。途中出場も7試合合計100分間ほどで、主戦場は3回戦敗退を喫したルヴァンカップだった。その結果、今年に入ってからはパリ五輪選考の序列も大きく低下。3月の国内合宿、4月のAFC U23アジア杯はいずれもメンバー入りを逃していた。

 ところがそんな状況で迎えた5月30日、パリ五輪前最後の活動となるアメリカ遠征のU-23日本代表メンバーが発表され、松村はそこに名を連ねた。突然巡ってきた昨年11月以来の復帰。直前のJ1リーグ戦で8試合ぶりに出番を掴んではいたが、鹿島での状況が大きく変わったわけではない。欧州組の招集交渉が難航していることに加え、U23アジア杯主力のMF山田楓喜(東京V)がコンディション不良で外れたことも影響しての選出とみられた。

 そんな松村に1日の第17節・横浜FM戦後、代表招集への受け止めを聞くと、やはり「正直、入るとは思っていなかった」という冒頭の言葉が返ってきた。また「(五輪メンバーに)入ったら奇跡じゃないかくらいで構えている」ともいい、喜ばしい代表復帰に至った現状を冷静に受け止めているようだった。

 もっとも、そうした落ち着いた現状認識とは裏腹に、言葉の端々からは高いモチベーションをたぎらせた。

「もちろん呼ばれたからには(五輪を)目指している。いろんなポジションでも準備するし、鹿島での立ち位置を考えた中でも、いろいろと得るものしかない合宿だと思っている。2試合のトレーニングでもそうだし、久々に会うやつらもいる。今までのキャリアを振り返っても、代表で成長してきたという自信があるので頑張っていきたい」

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