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10人になった延長後半で手繰り寄せた決勝弾!「サッカーを楽しむ気持ち」を軸に据えた多摩大目黒は国士舘相手に劇的勝利で東京8強!

ゲキサカ / 2024年6月5日 12時23分

多摩大目黒高は延長後半の決勝ゴールで東京8強!

[6.2 インターハイ東京都予選2回戦 多摩大目黒高 1-0(延長) 国士舘高 堀越学園総合グラウンド]

 間違いなく追い込まれていたはずだ。延長に入って突き付けられた数的不利の状況。普通に考えればネガティブなイメージが頭の中を占めても不思議ではない。だが、ピッチ上の選手たちには笑顔すら見える。彼らは目の前のサッカーを、純粋に楽しんでいたのだ。

「1人少ないのはわかっているので、『もうやるしかないぞ』という声掛けをしたんですけど、それで逆にテンションが上がりました。みんなからもネガティブな発言はまったくなくて、『やってやるぞ』というポジティブな発言が多かったですし、そこでなぜか笑顔が出ていましたね」(多摩大目黒高・武田一志)。

 10人になってからの先制弾で、劇的な延長勝利!令和6年度全国高校総体(インターハイ)東京都予選2回戦が2日、堀越学園総合グラウンドで開催され、初の全国を目指す多摩大目黒高と16年ぶりの全国切符を手繰り寄せたい国士舘高が対峙した一戦は、延長後半3分にFWヘンリー公太(2年)が挙げた1点を守り切って、多摩大目黒が勝利した。8日の準々決勝では國學院久我山高と対戦する。


 前半は多摩大目黒が勢いよく立ち上がる。「多摩大目黒は2トップが距離感近めでやるんですけど、その距離感も良い感じで、前線でボールをもらえて、相手に圧も掛けられたと思います」と話したヘンリーとFW川邉潮音(3年)がボールを収め、そこへMF柄澤悠人(3年)やMF吉越巧(3年)が2列目から関わりながら、右のMF薄井健人(3年)に左のMF小松翔(3年)の両翼も積極的にオーバーラップを繰り返す。

 対する国士舘は、キャプテンを務めるMF島田龍(3年)とMF秋山基一(3年)のドイスボランチがセカンド回収に奔走し、奪ったボールは素早く縦へ。そこからFW高橋遥久(3年)やMF菅原唯翔(3年)がゴール前へ迫るシーンも作りながら、フィニッシュまでは持ち込めない。

 30分は多摩大目黒にビッグチャンス。ヘンリーが果敢にプレスを掛けると、相手GKのクリアはヘンリーに当たって川邉の足元へ。ところが、少し弾んだバウンドに合わせたシュートは、枠の右へ外れてしまう。最初の40分間はスコアレスで推移した。


 後半は名将・本田裕一郎総監督が振るった采配で、国士舘に攻撃の流れが傾く。8分にそこまで奮闘していたMF込宮空輝(3年)とFW斎藤皐瑛(3年)に代えて、MF小林斗翔(2年)とFW五加裕介(2年)を同時投入すると、13分には菅原のパスから五加が打った決定的なシュートは、多摩大目黒のGK原田大輝(3年)のファインセーブに阻まれるも、10番のストライカーがいきなりゴールへの意欲を滲ませる。

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