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市立船橋が延長戦を制し、宿敵との千葉決勝へ。「チャレンジャーとして」「決勝の結果で覆す」

ゲキサカ / 2024年6月14日 7時5分

延長前半10+1分、市立船橋高FW伊丹俊元が左足ボレーを決めて決勝点

[6.12 インターハイ千葉県予選準決勝 東京学館高 1-2(延長)市立船橋高 東総運動場]

 反骨心を持った名門校が、千葉連覇へあと1勝。12日、令和6年度全国高校総体(インターハイ)千葉県予選準決勝が旭市の東総運動場で開催された。3連覇を狙う市立船橋高が延長戦の末、2-1で東京学館高に勝利。市立船橋は16日の決勝で流通経済大柏高と戦う。

 市立船橋はこの日、いずれもボールを動かせるDF細内統伍(2年)とMF高山大世(1年)が初先発。強度の高い東京学館に対し、「ボールをしっかりと持って、自分たちのペースにしたかった」(中村健太コーチ)という狙いがあっての起用だった。

 前半9分には、左WB渡部翔太(3年)が左サイド後方からロングボールを入れ、ファーのFW伊丹俊元(3年)が競り勝つ。これをDF岡部タリクカナイ颯斗主将(3年)がコントロールからの右足シュートで左隅に決め、先制に成功した。

 だが、市立船橋は風下での戦いで思うようなゲーム運びをすることができない。U-15日本代表歴を持つMF佐々木瑛汰(1年)やMF森露羽安(2年)が奮戦したものの、中盤での空中戦で苦戦し、セカンドボールを拾われるシーンが増加。市立船橋は自陣でのファウルも増え、相手MF木内楓(3年)のロングスローやプレースキックでゴール前にボールを入れられてしまう。

 東京学館はシュート意識も高く、FW宮田都碧(3年)や木内が積極的にシュート。ベンチからの「自分たちのやることに自信を持て!」という声にも後押しされ、走り、戦った。久野直之監督は「『全員で行け』っていう。個人の技術がウチはないので、もうそれは1個前の(平迫宣之)監督さんからずっと言われているんで。そこが一番です」。味方を信じて前の選手を追い越す、ラインを押し上げることを徹底。チーム全体に勢いがあり、主導権を握るような戦いを見せた。
東京学館FW宮田都碧は前線で推進力のある動き。この日はPKも獲得
 市立船橋は相手に前進こそ許していたものの、ゴール前で岡部やDFギマラエス・ガブリエル(3年)が強さを発揮して得点を許さない。その一方、ボールを繋いで揺さぶるゲームプランに持ち込めず、落ち着かない展開の中で前半のシュートは2本のみだった。
市立船橋は相手の前進を許したものの、DFギマラエス・ガブリエルらが跳ね返した
 指揮を執る中村コーチは、「だったら、もうパワー勝負で少しやり合おうと。それが苦手な訳でもないので。やり合った方が選手たちもはっきりしていいかなと思って、真っ向勝負で戦うっていうところは、少し途中からは意識してやりました」という。市立船橋は伊丹やU-17日本高校選抜FW久保原心優(3年)への長いボールを軸とした攻撃を増やしていく。

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