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冷静に自分たちの良さ出した後半に4発。帝京が積極スタイルの栃木U-18を突き放して2連勝

ゲキサカ / 2024年7月1日 4時6分

帝京高が5ゴールで2連勝

[6.29 プリンスリーグ関東1部第8節 帝京高 5-1 栃木U-18 帝京科学大学千住総合G]

 帝京が後半4発で快勝! 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2024 関東1部は29日に第8節1日目を行った。帝京科学大学千住総合グラウンド(東京)で開催された5位の帝京高(東京)対8位・栃木SC U-18(栃木)戦は、5-1で帝京が勝利。2連勝とした。

 ホームの帝京は前半6分に先制点。CB畑中叶空(3年)の跳ね返しから左中間のMF堀江真広(3年)が相手CBの足先を抜けるようなスルーパスを通す。これでエースFW森田晃(3年)がGKと1対1となり、右足シュートを叩き込んだ。
前半6分、帝京FW森田晃がスルーパスで抜け出す1対1を決めて先制点
 怪我のためにインターハイ東京都予選準決勝(代表決定戦、6月15日)まで欠場していた森田は、その後の決勝、プリンスリーグ関東1部の浦和ユース戦を含めて3戦連発。「(インターハイ出場は)みんなのお陰です。チームメートに感謝しています。今日もチームメートのお陰で決めることができた」と感謝していた。

 その帝京は、9分にも右サイドのMF砂押大翔主将(3年)がDFの股間を狙ったスルーパス。抜け出したFW宮本周征(2年)の右足シュートがニアポストを叩く。ボランチを活用しながらのビルドアップに加え、最終ラインからのロングフィードも織り交ぜた攻撃。相手を見ながらボールを動かし、作り出したスペースを突く形で追加点を目指した。

 対する栃木U-18は、大型ボランチMF山崎柊(3年)の奪い返しなどから反撃。サイドからDF背後への斜めのパスに、MF石関琉主将(3年)らが呼応して走り込む。22分には、左サイドで山崎がインターセプトし、左SB佐藤漣(3年)が左足シュート。こぼれ球に身体を投げ出した佐藤がPKを獲得する。
栃木U-18も際のところで粘り強い守り
 チームリーダーの石関が放った右足PKは、帝京GK大橋藍(3年)が読み切ってストップする。だが、栃木U-18は落ちない。帝京にボールを保持される時間が増えていたものの、集中した守りで相手が攻め切る前に奪い返し、37分のピンチはGK熊谷匡祐(3年)が足でストップ。また、右SB中丸功大(3年)がDFラインからの持ち上がりにチャレンジしていたほか、右SH石関、左SH中村脩人(3年)の両翼のキープ力も活かしながら押し返して見せる。
前半24分、帝京GK大橋藍がPKをストップリズムの悪かった時間帯で失点を阻止
 そして38分、中村が左サイドを突破し、左CKを獲得。石関のショートコーナーを受けた中村が、わずかに中へ運んでから右足を振り抜く。これがファー上に突き刺さり、1-1。帝京の選手たちも賞賛したスーパーゴールで同点とした。
栃木U-18は前半38分、MF中村脩人がスーパーミドルを決めて同点歓喜の栃木U-18イレブン
 栃木U-18はプリンスリーグ関東1部初挑戦で現在2勝。只木章広監督は「地元の子ばっかりなんでまだまだなんですけれども。でも、逆に言うと、伸びしろがあると思う。どんどん良くなって、吸収して、こういうカテゴリーで貴重な経験ができるので、どんどん上乗せしてくればいいかなと思います」という。その栃木U-18は後半、果敢により高い位置からプレッシング。相手CBに圧力をかけ、逆転を目指した。

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