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横軸と縦軸で積み重なるリスペクトに彩られた「スタイルウォーズ」は超激闘!青森山田に粘り強く競り勝った川崎F U-18が首位キープ!

ゲキサカ / 2024年7月2日 20時0分

「もう1つ崩すために『相手をしっかり見て、背後をなくさない』というところはちょっと意識しながら、細かいポジションの修正は行いました」とハーフタイムを振り返る川崎F U-18の長橋康弘監督は、後半開始から前線で奮闘したFW香取武(3年)と恩田の交代を決断。タイプの違うストライカーを投入する。

 後半5分。いきなりホームチームに決定機が巡ってくる。相手GKのキックをMF知久陽輝(3年)が頭で跳ね返したボールから、マーカーに競り勝った恩田は単騎で抜け出すも、青森山田のGK松田駿(2年)もギリギリまで我慢して飛び出すと、恩田のシュートはわずかに枠の右へ。先制点には至らなかったが、シンプルな攻撃であわやというシーンを創出する。

 すると、スコアが動いたのは17分。セカンドを回収したMF八田秀斗(3年)を起点に、左サイドをMF加治佐海(3年)とのワンツーで抜け出したMF児玉昌太郎(3年)は、マイナスの折り返しを中へ。走り込んだ矢越が正確に打ち抜いたボールは左スミのゴールネットへ飛び込む。「ハーフタイムに児玉とかみんなと『マイナスのところが空く』というのは話していて、自分は『そこに入っていくから見ておいて』と言っていたので、あとは合わせるだけでした」と笑った10番の完璧な一撃。川崎F U-18が1点のリードを手にする。



 一気呵成。26分。ここも左サイドで途中出場のMF平塚隼人(2年)、恩田、児玉とボールを繋ぎ、オーバーラップした関が左足でクロス。「この1週間はずっと『点を獲ってやろう』と思っていた」というDF柴田翔太郎(3年)のシュートに、恩田がバックヒール気味に合わせたボールは、ゴールネットへ到達する。後半開始早々の決定機逸を帳消しにする、2年生ストライカーの追加点。2-0。ホームチームが点差を広げる。

川崎F U-18はFW恩田裕太郎(17番)が貴重な追加点!

 このままでは終われないアウェイチームも、終盤に意地を見せる。セットプレーを中心に押し込む時間を作ると、42分にやはり小沼の右ロングスローからMF谷川勇獅(3年)の落としをMF別府育真(3年)は丁寧な浮き球で裏へ。「自分は身長が小さい分、動き出しやクロスの駆け引きといったところを正木監督にも求められているので」という石川はマーカーの背後に潜り、ワントラップから巧みなボレーをゴールへ叩き込む。2-1。前年王者も諦めない。

 44分。明らかに勢いの増した青森山田に、絶好の同点機がやってくる。左サイドをMF浅野瑠唯(3年)とのワンツーで切り崩したMF三浦陽(3年)が完璧なクロスを上げ切り、飛び込んだ別府のヘディングは枠を捉えるも、ここは川崎F U-18のGK松澤成音(2年)がビッグセーブで仁王立ち。2年生守護神が大ピンチを鮮やかに救ってみせる。

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