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悔しさだけを突き付けられた異国の地で定めた決意。FC東京U-18MF永野修都は世界と再会するその日までバージョンアップし続ける

ゲキサカ / 2024年7月4日 12時45分

FC東京U-18の中盤を取り仕切るボランチ、MF永野修都(3年=FC東京U-15深川出身)

[6.30 プレミアリーグEAST第10節 FC東京U-18 2-1 大宮U18 東京ガス武蔵野苑多目的グラウンド(人工芝)]

 思い描いていたような日常を過ごせなかった後悔や、もっとピッチで体感したかった世界への心残りは、すべて2023年に置いてきた。去年は去年。今年は今年。改めて自分の力を周囲に認めさせるパフォーマンスを披露し続けて、この世界で突き抜けてやる。

「今年はU-18でプレーできるラストの年でもあるので、1年生からずっと試合に出させてもらっている身としては、チームを引っ張っていって、勝利に導かなくてはいけないと思っていますし、自分がチームを勝たせるぐらいの気持ちで1試合1試合に挑んで、1試合1試合勝ちを積み重ねられるようにしたいと思います」。

 青赤のアカデミーが丁寧に育んできた、規格外のスケールを誇るフットボーラー。FC東京U-18(東京)を牽引する特別な才能。MF永野修都(3年=FC東京U-15深川出身)は不退転の覚悟を携えて、2024年の1年間に身を投じている。


「結構こっちがチャンスを作れている中で決め切れずに、ちょっと嫌な雰囲気はあったんですけど、最終的にしっかり勝ち切れましたし、久々に勝利できたところは良かったかなと思います」。

 終わったばかりの試合を振り返りながら、永野は安堵の表情を浮かべた。プレミアリーグEAST第10節。大宮アルディージャU18(埼玉)と対峙した一戦は、試合終盤にMF菅原悠太(2年)が決勝点を叩き出し、チームは連敗を2でストップさせる。

 トップチームの活動に参加する際はセンターバックを務めることもあるが、今季のU-18での主戦場はボランチ。「ビルドアップの部分では自分が中心となって組み立てて、自分からチャンスに繋げるという部分を意識していますし、守備でもしっかり自分のところで球際で取り切ったり、インターセプトを狙ったり、後ろの選手や前の選手に声を掛けながら、しっかりチームでまとまって守備をするということは徹底して、攻守両面で貢献できるようにというところは考えています」。攻撃でも、守備でも、極めて高い水準を自分に課している。

 球際での強さは、この年代では群を抜いている。ただ、いわゆる“ガツガツ系”に分類されるタイプではない。スッと相手に寄せ切ると、一瞬でボールを刈り取り、次のプレーへとスムーズに移行。「守備で奪ってから、攻撃に繋げる」ことを常にイメージしながら、1つ1つのプレー選択を的確に行っていく。

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