今と向き合うことで見据えるのは「今じゃない」これからへの進化と成長。名古屋U-18は神村学園との打ち合いを4-2で制す!

　シーズン開幕前に八色が話していた言葉を思い出す。「三木さんは選手に凄く寄り添ってくれますし、選手の気持ちもわかってくれる監督でありながら、他の人とは違うような視点で『ああ、なるほど』と思うような発言が多くて、言葉に重みがあるので、『この監督なら自分たちを成長させてくれる』と信じてやっています」。きっとそれは選手たちの共通認識だ。

「今は僕が彼らを担当しているだけで、来年どうなるかはわからないですし、選手だってトップや大学に行ったら違う人の指導を受けるわけじゃないですか。僕が言っていることだけをできたとしても、まったく意味がないですし、『今じゃない』っていつも言っています」(三木監督)

『今じゃない』この先のことを見据えて、今と全力で向き合い、一歩ずつ、一歩ずつ、前へ進んでいく。掲げるのはサッカー選手としての本質的な成長。情熱の指揮官に率いられ、チームとしても、個人としても、その総和を着実に大きく広げている名古屋U-18、絶賛進化中。



(取材・文　土屋雅史)
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