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ユース取材ライター陣が推薦する「クラセン注目の11傑」vol.2

ゲキサカ / 2024年7月22日 7時26分

MF橋本日向(サンフレッチェ広島ユース、3年)
2年生だった昨シーズンは前期の終盤から左サイドバックの定位置を掴み、攻撃時には右サイドバックの石原未蘭(流通経済大)とドイスボランチのような立ち位置を取る、野田知監督がトライした特殊なビルドアップの形の中で、完璧な立ち回りを披露。「自分がもらっても、すぐ横にいる未蘭くんが何とかしてくれるので、あの形は結構やりやすいなと思っていました」とは本人だが、戦術理解度の高さでチームの重要なタスクをまっとうした。迎えた今季は、もともと中学時代から主戦場だったボランチの一角として、MF中島洋太朗(3年)とコンビを組み、「去年ぐらいからボランチの仕事をやっているので、ボランチだけというのも慣れてきています」と“本職”の中盤中央で安定したパフォーマンスを発揮。チームの好調の一翼を担っている。「去年自分が経験したことを今年もみんなに対して伝えていったり、見せていければなと思います」。主力の自覚も十分の“効いている系”ボランチ、要注目。

MF高橋友矢(横浜FCユース、3年)
プレミアリーグEASTの前半戦を首位で折り返した横浜FCユースの中で、全体のバランスを整える“中盤の心臓”的な役割を担う。自身も「前に行きたい選手が多いので、自分がリスク管理と二次攻撃に備えるところは多少意識しています」と話すように、アンカー気味の位置で守備を引き締めながら、機を見たタイミングでサイドへ展開するのも、相手の背後へ正確なフィードを落とすのもお手の物。攻撃では田中碧、守備では遠藤航を参考にしながら、攻守で試合に関わり続けるパフォーマンスは常にハイレベルをキープしている。ドイスボランチを組むMF笹歩睦(3年)とは小学生時代からこのクラブのエンブレムを付けて共闘してきた関係性であり、「ずっと一緒にやっているので、アイツが良いプレーをしたら悔しいですし、ライバル意識もありますけど、チームメイトとして良い関係でやれているのかなと思います」とのこと。彼らが取り仕切る中盤がハマブルー悲願の日本一のカギを握るのは間違いない。

MF望月耕平(横浜F・マリノスユース、3年)
数々の好選手が背負ってきた横浜F・マリノスユースの10番を、2年生から背負ってきた実力は本物だ。「どこでもできるのが自分でも強みだと思っています」と自身でも言い切るように、中盤であればどのポジションでも水準以上のパフォーマンスを発揮できるものの、やはりゴールに近い位置で仕事をできる際立った才覚が、相手にとっても脅威であることに疑いの余地はない。昨シーズンは主力としての自覚や10番のプレッシャーもあって、思うようなプレーを出し切れず、チームもプレミアリーグから降格。さらに目指してきたU-17ワールドカップのメンバーからも落選するなど、難しい時期を過ごしてきたが、最高学年になった今季はプリンスリーグ関東でも結果に繋がる活躍を続けている。2年前のクラブユース選手権では決勝で敗れて準優勝を味わっているだけに、望月は「自分は点を獲って、みんなでワーッてなるのが好きなんです」という歓喜のシーンを想像しながら、届かなかった頂点への再挑戦に意気込む。

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