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[NBC in 堺ユースフェス]プリンス北信越1部首位の新潟明訓が大阪学院とドローで決勝T進出。“叩き上げ世代“は今夏、さらに変わる

ゲキサカ / 2024年7月22日 9時46分

 新潟明訓は立ち上がりから、攻撃センス抜群という左SB勝が個の力で相手のプレスを攻略。クロス精度の高い椿と勝からチャンスが生まれ、大森や斎藤がヘディングシュートを打ち込む。
新潟明訓の左SB勝天嶺は攻撃力を発揮
 一方の大阪学院は小野原明男監督が「ある程度ビルドアップからの背後であったり、背後で相手が間伸びしたら中間の空間取ってとか、その辺りはチームで、ビルドアップからのフィニッシュのイメージっていうのは結構今できている」と評したように、ビルドアップからシンプルに前線やサイドを活用。高尾の仕掛けから寺田がフィニッシュへ持ち込んだほか、剥がす力を見せるなど存在感のあった村崎のラストパスから寺田が決定的なループシュートを放つ。
大阪学院のFW寺田琉一主将がボールを収める
 大阪学院は絶対的な存在の山本のカバーリングなどで相手の攻撃を食い止め、村崎や寺田を軸とした攻撃で主導権を握る。川井田が鋭い切り返しからシュートへ持ち込むなど1点を目指したが、新潟明訓は坂本監督が「CBはもう絶対なんで、ここが育たないと絶対ウチは勝てない」と重視するCBのDFリーダー・福原が跳ね返しの部分などで、加藤祐とともに奮闘。無失点を続け、30分ハーフの前半終了間際に先制した。大阪学院のDFラインで存在感を放ったCB山本那由多前半27分、新潟明訓MF鈴木快空が先制ゴール
 新潟明訓は敵陣でボールを奪うと、大森が右からラストパス。斎藤がニアでDFを引き付け、その後方の鈴木が右足でゴールを破った。我慢強く戦いながら得点を取り切る力を発揮。だが、大阪学院は後半8分、「右サイドからクロスボールが来て、少しトラップが流れてしまったのですが、そのまま打ったら良いコースに飛んでいったので良かった。相手が結構ゴール前を固めるなと思っていたので、2列目から入ったらフリーでボールを受けられると前半から感じていた。そこを狙って行けた」という2年生の注目MF村崎が見事なゴールを決めて1-1とした。
後半8分、大阪学院MF村崎隆豪が同店ゴール
 それでも新潟明訓は後半、「新潟、遠くから来ていて、親にもお金を出してもらっているんで凄く感謝しないといけない状況でサッカーができることに感謝をして、まず絶対目の前の試合に勝とうと思っていました」という注目エースの存在感が増す。F-THREE U-15時代にフットサルで全国大会出場経験を持つ斎藤がDFを背負いながらのキープや強引にマークを外す動きからシュートを連発する。昨年度の選手権予選で肩を脱臼し、半年間離脱。まだコンディションは万全ではないというが、この日午前の三重海星高戦でハットトリックを達成し、大阪学院戦でも一人でシュートを7本、8本と打ち込んでいた。

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