1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

指揮官が訴えかけた「浦和を背負う責任」。長崎U-18相手に3発快勝を収めた浦和ユースは“因縁の相手”とのGS最終戦に堂々と向かう

ゲキサカ / 2024年7月24日 12時8分

浦和レッズユースは3発快勝でグループ首位に躍り出る!

[7.23 クラブユース選手権(U-18)GL第2節 浦和ユース 3-0 長崎U-18 ヤンマーフィールド長居]

 彼らは追い込まれていた。負ければ限りなくグループステージ突破が厳しくなる一戦。指揮官は選手たちに訴えかける。自分たちは何を背負っているのかを。自分たちは何のために戦っているのかを。そして赤き血をたぎらせたイレブンは、甦る。

「今日の試合前に『君たちは浦和を背負う責任を持って戦わなくてはいけない』と。『それはトップチームもユースも育成も一緒だよ』という話をしたんですけど、彼らは自分たちが浦和レッズの一員であるという責任を、ピッチの中で表現してくれたなと思います」(浦和レッズユース・平川忠亮監督)

 圧倒的なエネルギーで相手を飲み込んだ快勝劇。第48回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会は23日にグループステージ2日目が行われ、ヤンマーフィールド長居でグループGの浦和レッズユース(関東6)とV・ファーレン長崎U-18(九州5)が激突した一戦は、3ゴールを奪った浦和ユースが勝利を収め、グループ首位に躍り出た。


 前日のAC長野パルセイロU-18(北信越1)との試合は1-1のドロー。「アップは雰囲気良くやれたんですけど、少し緊張もあって、全員のプレーがちょっと消極的になってしまって、前に前に行けなかったですね」とキャプテンのDF阿部慎太朗(3年)も話したように、やや消化不良に終わった初戦を受けて、勝つしかなくなったこの日の浦和ユースは、立ち上がりからアクセルを踏み込む。MF松坂芽生(3年)を中心に丁寧なビルドアップを繰り返しつつ、前半5分にはFW照内利和(3年)が、11分にはMF井上大輝(3年)がフィニッシュシーンを創出。この試合に懸ける想いを前面に打ち出していく。

 一方の長崎U-18も15分過ぎからはボールも落ち着き始め、前線のFW宮崎陽(3年)と左サイドハーフのMF金ヶ瀬仁人(3年)をポイントに反撃態勢に。18分にはDF野田秦平(3年)のフィードを金ヶ瀬が収め、MF岩本悠也(3年)、宮崎と繋いだボールからMF内山航紀(3年)のミドルが枠を襲うも、ここは「前回は先制されて苦しい試合になったので、先制点を与えないようにということを考えていました」という浦和ユースのGK小森春輝(3年)がファインセーブで回避。先制には至らない。

 すると、スコアが動いたのは31分。左からMF白井桜介(2年)が蹴り込んだFKにDF東方田純永(2年)が競り勝ち、こぼれを左からFW相賀天晴(3年)が折り返すと、果敢に突っ込んだFW山根且稔(2年)のダイビングヘッドがゴールネットを揺らす。2年生アタッカーが披露した執念の一撃。浦和ユースが1点をリードする。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください