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指揮官が訴えかけた「浦和を背負う責任」。長崎U-18相手に3発快勝を収めた浦和ユースは“因縁の相手”とのGS最終戦に堂々と向かう

ゲキサカ / 2024年7月24日 12時8分

 一気呵成。33分。最終ラインから相賀が縦パスを差し込み、照内は丁寧なポストワークで右へ展開。井上が縦に仕掛けながら折り返したボールを、足を止めずに走った照内がゴールへ流し込む。「大輝がうまく仕掛けて、自分もしっかりクロスに入れたので、良い攻撃だったと思います」と話すエースの今大会初ゴール。浦和ユースが2点のアドバンテージを握って、ハーフタイムへ折り返す。



 まずは1点を返したい長崎U-18は、後半4分に岩本が左へ振り分け、DF上戸涼生(2年)が斜めのクサビを打ち込むと、金ヶ瀬が反転して放ったシュートは小森にキャッチされたものの好トライ。守備陣もセンターバックのDF西村海陽(3年)を中心に安定感を取り戻し、6分に照内が、12分に白井が迎えた浦和ユースの決定機も、GK鶴井李成(3年)がともにファインセーブ。攻守に逆転への意欲を滲ませる。

 違いを見せたのは“浦和の9番”。14分。白井を起点にMF中村絃太(3年)が左へ送ったボールを、投入されたばかりのDF田中一信、(2年)は左足で完璧なクロス。「クロスが入ってくる時の準備は常にしていました」という照内が叩き付けたヘディングは、左スミのゴールネットへ弾み込む。「9番の責任と誇りを持って、『絶対に点を獲る』という気持ちを強く持っています」と言い切るストライカーはこれでドッピエッタ。さらに点差が開く。

 浦和ユースは守備陣も集中力を途切れさせない。35+2分には長崎U-18もDF大久保龍人(3年)のパスを宮崎が粘って残し、至近距離からFW池田一甥大(2年)が決定的なシュートを放つも、抜群の反応で小森がキャッチ。35+5分には右サイドの深い位置まで侵入されたものの、好守備で対応したMF阿部湧心(2年)は気合の雄叫び。「自分たちの武器も昨日に比べたら凄く良く出せたかなと思います」と阿部慎太朗も胸を張る。

 ファイナルスコアは3-0。「今日の試合で負けたら後がなかったので、全体で行くしかないという想いがはっきりしていた分、みんな100パーセント以上の力を出して戦えていたので、本当に良いゲームだったのかなと思います」(小森)「自分たちの大事にしているベースの部分の球際、切り替え、運動量というのはしっかりピッチ上で表現できたと思います」(阿部慎太朗)。浦和ユースがリバウンドメンタリティを発揮し、グループステージ突破へ大きく前進する結果となった。

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