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「どうしても勝ちたいという気持ち」を後押しした圧倒的団結力。甲府U-18は大分U-18との激闘を制して最終戦へGS突破の望みを繋ぐ!

ゲキサカ / 2024年7月24日 19時25分


 迎えた後半もお互いに好機を作り合う。1分は甲府U-18。「前半は相手の勢いとか上手さに結構やられるところがあったので、『後半からは自分たちも行こう』と話していました」という大倉が際どいシュートを放つも、平野がファインセーブ。6分は大分U-18。FW三上倫広(3年)が右へ振り分け、縦に運んだ近藤のシュートは枠の左へ。8分も大分U-18。右サイドで相手のビルドアップを引っ掛けたMF山内湊人(2年)はループを狙うも、我慢した宮下が丁寧にキャッチ。双方がゴールの香りを漂わせる。

 10分の主役は「本当に練習からハードワークをして、いつでも100パーセントを出してくれる選手なので、『決めるんだったら彼だろうな』というのはありました」と内田監督も口にした11番のストライカー。右サイドからMF鶴田青々斗(2年)が蹴り込んだ軌道はDFに跳ね返されたものの、望月が中央へ送ったパスを大倉はダイレクトで叩くと、右ポストの内側に当たったボールはゴールネットへ転がり込む。「ちょうど良いボールが来たので、バウンドを合わせながら、ユーロのダニ・オルモ選手のイメージで蹴りました」(大倉)。甲府U-18が先制点を奪い取った。

 27分。保坂は駆け引きに頭を巡らせていた。「自分はサイドだったので、開くのか、その位置にとどまるのか迷ったんですけど、右側をチラッと見た時に、相手がまだ開いていたので、これはとどまって真ん中のスペースに行くことで、相手を引き寄せようと思いました」。濱野からパスを引き出したその保坂は、丁寧に中へ。受けた太田は冷静にボールを右スミのゴールネットへ流し込む。「グループでのコンビネーションはいくつか練習していたので、それが出たかなと思います」(内田監督)。2-0。点差が広がる。

 大分U-18も粘りを見せる。32分。前を向いた小野が果敢にエリア内へ仕掛け、マーカーともつれて倒れると、ホイッスルを吹いた主審はペナルティスポットを指し示す。デリケートなジャッジではあったが、獲得したPK。自らキッカーに名乗り出た小野は、GKを見極めて冷静なキックでゴールネットを揺らす。2-1。にわかに勝敗の行方はわからなくなる。

「もうPKになった時に、『なってしまったことは仕方がないから、次にできることをやろう』と。まだ1点リードがあったので、そこからもう1個ギアを上げて、身体を張って守ることは徹底できたんじゃないかなと思います」(横森)。甲府U-18は守る。大分U-18は攻める。35+2分。大分U-18は左ショートコーナーからゴール前に迫るも、際どいボールは宮下が懸命に弾き出す。

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