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4ゴールを集めた「奇跡の15分間」で手繰り寄せたGS突破!川崎F U-18は鳥栖U-18との決戦を制してベスト8進出!

ゲキサカ / 2024年7月26日 13時6分


 前半は双方の負けたくない気持ちが表出したような、やや静かな展開に。8分は川崎F U-18。左からDF柴田翔太郎(3年)が蹴ったCKに、ニアで合わせたFW恩田裕太郎(2年)のヘディングは枠の左へ。16分も川崎F U-18。DF関德晴(2年)の左クロスから、MF加治佐海(3年)が放ったシュートはDFをかすめてゴール左へ。31分は鳥栖U-18。DF古舘宗也(3年)の左クロスにDF池末徹平(3年)が競り勝ち、飛び込んだMF古賀稜麻(2年)のヘディングはクロスバーを越える。最初の35分間はスコアレスで推移した。

 後半はどちらも積極的に交代カードを切り合いながら、まずは最初の1点を探り合う中で、攻撃の時間が長かったのは川崎F U-18。「点を獲り急がず、まず1点、まず1点とみんなで1つの方向に向かっていました」と口にしたのは土屋だが、16分にMF矢越幹都(3年)が、17分に恩田が、18分に途中出場のFW香取武(3年)が続けて掴んだチャンスはいずれも枠外。0-0のまま、後半の飲水タイムを迎えることになる。

「飲水タイムの時に、向こうの結果が2-0だということは聞いて、『ここから巻き返すぞ』という空気がチーム全体に流れていましたね」と明かしたのは恩田。もう1つの会場では神戸U-18が2-0でリードしており、この時点で鳥栖U-18は2点差以上での勝利が、川崎F U-18は3点差以上での勝利が求められていた。

 奇跡へと繋がる扉をノックしたのは、今季の守備陣を支え続ける2年生センターバックだ。24分。柴田が丁寧に蹴り込んだ右CKに、飛び込んだDF林駿佑(2年)が放ったシュートは、ゴールネットへと到達する。1-0。

 さらなる希望の灯をともしたのは、交代で入った2年生コンビだ。25分。こちらも途中投入されたMF八田秀斗(3年)が左へ大きく展開すると、MF平内一聖(2年)が右足でニアへ送り込んだクロスを、MF平塚隼人(2年)は頭でゴールへ叩き込む。2-0。

 チームメイトに狂喜を連れてきたのは、悩める3年生ストライカーだ。32分。ボランチのMF楠田遥希(2年)のパスから左サイドを抜け出した恩田は、少し運んで中へ。「『自分が流れを変えてやる』という気持ちで入りました」という香取が左足で打ち込んだシュートが、鮮やかにゴールネットを揺らす。3-0。

 大トリを飾ったのは、2戦連発と好調を続けていた2年生ストライカーだ。35+4分。柴田が大きく蹴り出したボールを巧みに収めた恩田は、「あまり自分は左足に自信はないんですけど、監督からも『打っていけ』という言葉があったので、『左足でも振ってやろう』と」左足一閃。ボールは凄まじい軌道を描いて、ゴールネットへ突き刺さる。4-0。

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