1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

ユース取材ライター陣が推薦する「インターハイ注目の11傑」vol.2

ゲキサカ / 2024年7月26日 21時2分

土屋記者が注目するFW安野匠(帝京長岡高3年)

 令和6年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技が27日に開幕します。ゲキサカでは「インターハイ注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター陣にインターハイ注目の11選手を紹介してもらいます。第2回は(株)ジェイ・スポーツで『Foot!』ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任し、現在はフリーランスとして東京都中心にユース年代のチーム、選手を取材、そしてゲキサカコラム『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』も連載中の土屋雅史記者による11名です。

土屋記者「今年から福島の固定開催となったインターハイ!全国から精鋭が集うこの大会の参加選手の中から、是非注目していただきたい11人を選出しました。今回も設けている選考基準は「1チーム1名」と「過去に11傑ではご紹介したことのない選手」です。3年生にとっては仲間と一生モノの思い出を作る絶好の機会。とにかくこの最高の舞台を楽しんでほしいと思います!

以下、土屋記者が推薦する11名

GK山崎晃輝(近江高3年)
昨年度の選手権で全国準優勝と大躍進を遂げた近江高で、2年生から正ゴールキーパーを務めている実力者。「チームの雰囲気が下がらないためにも、自分が声を切らしたらダメだと思っているので、常に声を出すようにはしています。毎日の練習から声は嗄れていますね」と笑うように、試合中に発し続ける大きな声は途切れることがなく、的確な指示でディフェンスラインを動かしていく。加えてハイボールへの対応も安定感があり、守備範囲も昨季以上に広がっている印象。「自分は身長があるわけではないので、基礎のところはかなりこだわっていますし、積極的に行けるところが特徴だと思っています」とアグレッシブな姿勢も頼もしい。今回のインターハイに向けても「泥臭く、粘り強く、1勝ずつ登っていくことで最終的に結果が出るので、先を見過ぎずに、まずは目の前の相手に対して全力でやりたいと思っています」ときっぱり。“湖国の海賊”を束ねる守護神、要注目だ。

DF五嶋夏生(大津高3年)
「ビルドアップの部分では谷口彰悟選手を、守備の部分だったら植田直通選手のプレーを見ていますし、大津高校にも横断幕が貼っているので、自分の憧れではあります」と口にする、今季の大津高のディフェンスリーダーを任された五嶋の存在感が、日を追うごとに増している。首位を快走するプレミアリーグWESTでも、世代屈指のアタッカーたちを向こうに回し、リーグ最少失点を続ける守備陣を統率しながら、「去年と比べたら良くなっているとは自分自身も思っているので、ポジティブにやれているかなと思います」と自身の確かな成長も実感している様子。今大会も大津を優勝候補に挙げる声が多い中で、「自分の立ち振る舞いというのは隙がないようにというのは心がけてやっています」と語るように、キャプテンマークを左腕に巻く立ち姿も堂に入ったもの。伝統の背番号5を託された高体連有数のセンターバックとのマッチアップは、どんなフォワードにとっても厄介極まりない。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください