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「真夏の同窓会」はまだまだ終わらない。駒澤大高はスタイルを打ち出した済美に力強く競り勝ってインターハイ初勝利!

ゲキサカ / 2024年7月27日 21時9分

接戦をモノにした駒澤大高はインターハイ初勝利!

[7.27 インターハイ1回戦 駒澤大高 2-1 済美高 アロハフィールド]

 彼らが変わったのは、何も新調されたユニフォームやエンブレムだけではない。もともと持っている自分たちが貫くべきスタイルに、少しずつ新たなエッセンスを加えていくことが、より大きな化学変化をもたらすと信じ、選手とスタッフでより“駒大高校らしさ”を突き詰めていく。

「今日もOBたちがたくさん来てくれていて、そういった選手たちが今まで大事にしてきたものをうまく使いながら、変化させていくというところを大事にしたいなと思っているので、今回のチームはタレントが前の方にいる分、そういった選手をうまく生かせたらなと思ってやっています」(駒澤大高・亀田雄人監督)

 逞しく競り勝って夏の全国初白星!令和6年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技が27日に開幕し、駒澤大高(東京2)と済美高(愛媛)が激突した一戦は、後半にMF内田龍伊(3年)が勝ち越し弾を記録した駒澤大高が2-1で勝利。2回目の出場にしてインターハイの初勝利をもぎ取っている。駒澤大高は、28日の2回戦で矢板中央高(栃木)と戦う。


「立ち上がりは前に蹴り込んで、コーナーフラッグの角を取るというのを目標にしていて、それができていたので押し込めたと思います」とキャプテンのDF岡田蓮(3年)も話したように、序盤は済美に勢い。前半2分にはMF沖宮駿(3年)のパスからMF深見月哉(3年)が上げた右クロスに、MF河野椋衣(2年)のヘディングは枠の左へ外れるも好トライ。以降もボランチのMF隅田幸輝(3年)やFW兵頭陸(3年)とFW宮内黄(3年)の2トップも加わって、細かいコンビネーションからのアタックを繰り返す。

 一方、「いろいろなものを背負おうと思ってやってくれたんだと思うんですけど、ちょっと思ったよりも身体が動かないというのが率直な印象でした」と亀田雄人監督も口にした駒澤大高は、それでも徐々に前へのパワーとスピードで対抗すると、28分に決定機。右から内田が蹴り込んだボールを、FW岩井優太(2年)が落とすと、FW岸本空(3年)がきっちりゴールを陥れる。「あのタイミングで点が入ったのは自分たちにとってポジティブなことだったかなと思います」とはキャプテンのMF寺尾帆高(3年)。流れを引き寄せたタイミングで、駒澤大高が先制する。

 ただ、済美も持ち前のパスワークから34分にビッグチャンス。相手陣内でボールを動かし、河野、深見と回ったボールを、上がってきた左サイドバックのDF垣添光(2年)が枠内シュート。ここは駒澤大高GK丸林大慈(3年)のファインセーブに阻まれるも、「『相手を見て、判断して』というのをどうしても大事にはしたいと思っています」という渡邊一仁監督の言葉を証明するかのようなアタックに、ゴールの香りを滲ませる。

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