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「真夏の同窓会」はまだまだ終わらない。駒澤大高はスタイルを打ち出した済美に力強く競り勝ってインターハイ初勝利!

ゲキサカ / 2024年7月27日 21時9分


 後半7分に輝いたのは「いろいろ工夫して、いかに自分がフリーで打てるかという練習をしてきた」という14番のストライカー。済美は左サイドへ展開すると、河野が完璧なクロス。マーカーとの駆け引きに勝って、フリーで飛び込んだ兵頭は丁寧にボールをゴールネットへ送り届ける。1-1。スコアは振り出しに引き戻された。



 追い付かれた駒澤大高は、落ち着いていた。「自分たちは『信じる』ということがテーマなので、しっかりやることをやれば勝てるというところをブラさずに、しっかり足を運んで、しっかり運動量を増やして、ゴールを奪いに行こうという姿勢で臨みました」(寺尾)「クーリングブレイクの時に『オレたちはここで終わらないぞ!』ということを再確認した上で入れたので、流れは悪かったですけど、自分たちのやるべきことやタスクは理解していました」(内田)

 11分には内田が、25分にMF富田澪(3年)が惜しいシーンを迎え、ゴールには至らなかったものの、再びアクセルを踏み直すと、この日2度目の歓喜を享受したのは28分。途中出場のDF斎藤俊輔(3年)を起点に内田が左へ振り分け、富田のリターンに走り込んだ内田は「ゴールにパスする感じで冷静に蹴りました」と、ダイレクトシュートでGKのニアをぶち抜く。2-1。駒澤大高が再度リードを奪い取る。

「一瞬の隙でやられてしまいました」と岡田も振り返る済美も、交代カードを切りながら反撃態勢を整えたが、一定の位置まではボールを動かして前進できるものの、最後の局面では駒澤大高の身体を張った守備をどうしても崩し切れない。

「テクニカルな選手も多いですし、かと思いきや、前にパワフルな選手が多くて、嫌なチームでしたけど、自分たちは変に浮き足立ったり、変に慌てたりせずに対応しようと考えていたので、ある程度はしっかり『ゴールを隠す」というところはブラさずにできたのかなと思いますし、失点しなければ大丈夫だというふうに腹を括るというか、そこは落ち着いてできたのかなと思います」(寺尾)。きっちり1点差で逃げ切った駒澤大高が、2回戦へと進出する権利を手繰り寄せた。

夏の全国初勝利を味わった駒澤大高を率いる亀田雄人監督

 10年ぶりに登場した2度目のインターハイで、記念すべき初勝利を飾った駒澤大高は、この試合からユニフォームと、それにあしらわれているエンブレムが新しいものに。「メチャクチャカッコいいです」と内田も胸を張った“新デザイン”の初陣という意味でも、大きな勝利を手に入れたと言っていいだろう。

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