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「真夏の同窓会」はまだまだ終わらない。駒澤大高はスタイルを打ち出した済美に力強く競り勝ってインターハイ初勝利!

ゲキサカ / 2024年7月27日 21時9分

この日もメンバー外の選手がコートの周りをぐるりと取り囲み、大声援を送り続けていたが、聞けば彼らは合宿先の長野を早朝に出発して、福島の地まで駆け付けたという。

「昨日まで長野県の菅平で、凄くキツい合宿をみんなでやってきて、その中で今朝は4時に起きて、みんな応援に駆け付けてくれているので、そこには感謝の想いでいっぱいですし、本当に誇らしい仲間ですね。駒澤がインターハイで勝ったのは初めてなので、その新しい歴史を刻めたことも自分たちにとっては嬉しいことかなと思います」(寺尾)。数と声で飲み込む“駒大高校らしさ”は、全国の舞台でも十分に発揮されていた。

 実はこの一戦が監督としては全国大会の初采配であり、その試合で勝利を手にした亀田監督が、あることを教えてくれた。「OBからも連絡を凄くもらいますし、僕らがこうやって勝つことによって、“同窓会”が始まっていたりするんですよ。それは僕らの1つの強いモチベーションになるので、選手たちにも話をしますし、逆に『君たちが卒業していった時には、何かの機会でそういうふうに集まれるような関係でありたいよね』というような教育もできるので、素晴らしい機会だなと思っています」。

 全国の舞台で繰り広げられるOBの“真夏の同窓会”は、まだまだこれからも続けてもらう必要がある。「今回の自分たちはこの大会に臨むに当たって、優勝というところを目標に掲げてやっているので、次の試合で終わるつもりもないですし、次は矢板中央ということで明らかに格上の相手になるんですけど、自分たちはもうそこに勝つことだけを考えて、今日から準備をしていきたいと思います」(寺尾)

 真剣に眺めに行くのは、頂上から見下ろす真夏の景色。価値ある1勝を挙げたことは間違いないが、それで満足するつもりは毛頭ない。駒澤大高に起こり始めている化学反応は、きっとここからがより一層面白い。



(取材・文 土屋雅史)
●全国高校総体2024特集

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