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「ほんと誰にも負けない」GK高路地琉葦がPK戦で活躍。札幌大谷が富山一との激闘を制し、2回戦へ

ゲキサカ / 2024年7月28日 0時15分

PK戦でGK高路地琉葦が活躍。札幌大谷高が2回戦進出を決めた

[7.27 インターハイ1回戦 富山一高 3-3(PK0-3)札幌大谷高 Jヴィレッジスタジアム]

 札幌大谷が伝統校との激闘を制した。令和6年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技は27日に1回戦を行い、出場31回目の伝統校・富山一高(富山)と同7回の札幌大谷高(北海道2)が対戦。札幌大谷が3-3で突入したPK戦を3-0で制し、2回戦進出を決めた。

 PK戦直前、“空元気”というくらいの声と盛り上がりで気持ちを高めた札幌大谷に対し、富山一は多くの声を発さずに集中して11mの攻防戦へ。先攻・富山一は1人目が左ポストに当てて外すと、2人目のシュートもクロスバーを叩いてしまう。

 札幌大谷のGK高路地琉葦(3年)は、「試合中にフィールドの選手の癖とか結構多く見てて、でも、ほんとに分からない選手に関しては結構相手の顔見て表情を観察して、こっちに飛びそうだなっていうのを今までの経験を活かして考えて、跳ぶ方向を決めてます」。2人目のシーンでは俯いて集中する相手に近寄り、下から覗き込むようにして表情をチェック。キックの方向を当てて“外させる”と、続く3人目は「いいコース来たのでギリギリで伸ばして」右手で弾き出した。

 後攻の札幌大谷は、MF曽我部修羽(3年)、交代出場のFW真浦劉(3年)に続き、3人目のMF斎藤匡汰(3年)が右足で決めて3-0。高路地は「ほんと誰にも負けない、誇れるところかなと思います」という高校進学後の「PK戦不敗」を守り、勝利へ導いた。
札幌大谷がPK戦を制し、2回戦へ
 2019年大会準優勝の富山一は今大会初戦でGK十二隆太朗(2年)、DF須田哉寿(3年)、木下空(2年)、田中陽路(2年)、大村笙太(3年)、MF森岡一平(3年)、ゲーム主将の高橋大和(3年)、藤田羚耶(2年)、堀井慶一(3年)、FW釜親遥斗(2年)、山田聖心(2年)の11人が先発。プリンスリーグ北信越1部で10チーム中9位と苦戦が続いているが、名門はインターハイでの上位進出を目指して初戦に臨んだ。

 一方、プリンスリーグ北海道で現在4位の札幌大谷はGK高路地、DF今井朝陽(2年)、山岸蓮季(3年)、大石蓮斗(2年)、瀬山晴也(3年)、U-17日本高校選抜MF笹修大主将(3年)、斎藤、曽我部、松本陽翔(3年)、FW田村佑太(3年)、簗詰夕喜(3年)が先発出場した。

 先制したのは富山一だった。山田の力強いドリブルや高橋のインターセプトを起点としたカウンターからゴール前のシーンを生み出すと16分、山田のポストプレーから右サイドで前を向いた藤田がゴール方向へドリブル。一人でPAまで運ぶと、切り返しから右足シュートを決めた。また、富山一はスケール感大きな動きを見せる180cmCB田中や左SB大村が前に出てボール奪取。正確な縦パスを通し、速攻に結びつけていた。

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