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安定したメンタルで驚異の5試合連続完封勝利を達成!「今を大事にする」G大阪ユースは名古屋U-18を撃破してチーム17年ぶりの大会連覇に王手!

ゲキサカ / 2024年7月30日 20時30分



 G大阪ユースがグループステージと準々決勝を戦ったのは、今回から開催地に加わった大阪。地元ゆえのプレッシャーや難しさもあったようだが、「去年は優勝したから、自分らの代でも優勝したいという想いはあると思いますけど、またリーグ戦とは雰囲気も変わりますし、今年は大阪会場やったので、ちゃんと“全国大会感”が出るかなとは思ったんですけど、やってみたら雰囲気も変わりましたし、連戦が続くことも選手たちがモチベーションを上げている要因ですね」とは町中大輔監督。選手たちは比較的フラットに、目の前の試合へフォーカスして戦うことができていたようだ。

 今大会のチームにはさらなる“後押し”があった。この準決勝の2日前。今シーズンから就任しているメンタルコーチの講習会が、対面で開催されたという。

「先生の都合が合って、この良いタイミングで一昨日講習会ができたんです。『そこまで勝っていたらお願いします』ということだったので、そもそも僕らが負けていたらなかった話なんですけど、それをこっちでできたということも、勝因の1つには絶対になっていると思いますね」。そう笑った指揮官は、メンタルコントロールが選手たちに与えている好影響をこう続ける。

「どういう状況にあっても、『今を大事にする』というか、失点しても1点ずつしか返せないですし、その1点をまず獲りに行くとか、1-0で勝っていても劣勢になる時はあるはずなので、そこでもしっかり守るところは守ろうと。1人1人が声を掛け合って、今やるべきことをやっているなという感じはしますね」。指揮官が再三口にする『今やるべきこと』は、間違いなく選手たちにも基本コンセプトとして根付いているようだ。

 充実したメンタルと守備の安定感を携えて、いよいよ再びタイトルを掴み取るための、最後の1試合が幕を開ける。ここまで来たら狙えるものは、全部狙った方がいい。守護神の荒木が口にした言葉も頼もしい。「この大会を連覇できるのは僕らだけですし、無失点優勝というのもまた価値が変わってくると思うので、絶対に連覇する気持ちしかないですね」。

 2006年と2007年の戴冠で達成して以来となる、チーム17年ぶりの大会連覇を目指して若き青黒が突き進んできた真夏の冒険も、次の一戦が最終章。ガンバのエンブレムを纏った選手たちには、今年も西が丘の夜空に優勝カップを堂々と掲げるイメージなんて、もうとっくに出来上がっている。

松本は安藤陸登、荒木はステイマンジョシュア草太郎のユニフォームを着用。負傷離脱中のチームメイトにエールを送る

(取材・文 土屋雅史)
●第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)特集

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