前半0-2も「リスクを冒せ!」の檄を受けた後半に2点を奪い返し、PK戦で勝利。昌平が桐光学園との関東勢対決を制す
ゲキサカ / 2024年8月1日 8時56分
[7.31 総体準々決勝 昌平高 2-2(PK4-2)桐光学園高 JヴィレッジP3]
後半に巻き返し、PK戦で勝利。昌平が2年ぶりの準決勝進出を果たした。7月31日、令和6年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技(福島)準々決勝が行われ、昌平高(埼玉)と前回大会準優勝の桐光学園高(神奈川1)の関東勢対決は、昌平が後半終了間際に劇的な同点ゴール。2-2で突入したPK戦を4-2で制した。
「もう、前半の出来を見たら分かりますけれど。負けを覚悟しました」と玉田圭司監督。昌平は前半、桐光学園に良さを消されて0-2で折り返したが、発奮した後半に2点を取り戻し、PK戦で準決勝への切符を勝ち取った。
この日は前日の3回戦(対福岡大若葉高、2-0)から先発2人を入れ替え、GK佐々木智太郎(3年、U-17日本高校選抜)、DF上原悠都(3年、U-17日本高校選抜候補)、坂本航大(3年)、中松陽太(3年)、安藤愛斗(2年)、MF鈴木宏幸(3年)、三浦悠代(3年)、大谷湊斗主将(3年、U-17日本高校選抜)、岩谷勇仁(3年)、本田健晋(3年)、FW鄭志錫(3年)の11人でスタートした。
対する桐光学園は、最終登録変更後にGK大村明裕(3年)が負傷離脱。加えて、PK戦で作陽学園高(岡山)に勝利した3回戦でエースFW丸茂晴翔(3年)も怪我を負い、18人での戦いとなった。この日はGK秦瑞貴(3年)、DF武山陽介(2年)、杉野太一(3年、U-17日本高校選抜候補)、青谷舜(3年、23年U-17日本高校選抜)、陶山響(2年)、MF増田遥希(3年)、湯藤翔太(3年)、米川洋輝(1年)、吉田晃大(3年)、五十嵐将(3年)、FW浦上大和(3年)の11人が先発した。
豪雨によって、15分間開始が遅れてスタートした前半は、桐光学園が「ほんとプラン通りにゲームが進んだ」(鈴木勝大監督)という内容。相手のキーマン、大谷の自由を奪うなど、豊富な運動量が印象的な湯藤らが前から自分たちの距離感で守備をする。昌平は鈴木宏や本田、三浦が係わりながらボールを保持していたものの、桐光学園の圧力を受けながらのビルドアップ。DFラインで相手MF吉田にボールを引っ掛けられるなど、攻撃が重くなってしまう。
一方の桐光学園は、好守で自分たちのペースに。そして、増田のロングスローや陶山のFK、吉田のドリブル突破でゴール前のシーンを創出する。23分には、武山の左CKがGK頭上を越え、そこに飛び込んだ浦上が先制ヘッド。さらに26分には、左ロングスローの流れからこぼれ球を回収した増田がPAへ侵入し、PKを獲得する。このPKを10番MF吉田が右足で決め、リードを2点とした。
前半22分、桐光学園FW浦上大和が先制ヘッド桐光学園がリードを奪った前半27分、桐光学園MF増田遥希がPKを獲得10番MF吉田晃大が右足で決める
ショートコンビネーションなど持ち味の攻撃を消されていた昌平は、左SB上原や左SH岩谷のドリブル突破からPAへ。33分には、大谷が相手のビルドアップをインターセプトし、一気に抜け出す。そしてDF、GKのタイミングをズラして右足ループシュートを狙うも、枠を外してしまう。
この記事に関連するニュース
-
[MOM4805]昌平DF中松陽太(3年)_CBとして先発し、勝負どころで右SBへ。玉田監督も「心強い」と評するDFがチームを救うヘディング弾
ゲキサカ / 2024年8月1日 10時12分
-
自身にとっても、選手たちにとっても「ただの1勝ではないなと思います」。玉田圭司監督、昌平は“リベンジの舞台”へ
ゲキサカ / 2024年8月1日 9時2分
-
帝京長岡&昌平がベスト4進出!! 青森山田、桐光学園はPK戦の末に力尽きる:総体準々決勝第2試合
ゲキサカ / 2024年7月31日 14時37分
-
桐光学園が2戦連続のPK戦勝利で8強入り。作陽学園は3戦連続無失点も涙
ゲキサカ / 2024年7月30日 21時28分
-
タフな相手を乗り越え、まずは全国1勝。昌平・玉田圭司監督「僕もそうだし、選手も凄くいい経験だった」
ゲキサカ / 2024年7月27日 20時42分
ランキング
-
1村尾三四郎は銀メダル “令和の三四郎”、決勝で東京五輪覇者に“逆転”で敗れる 日本男子は5日連続メダル…パリ五輪
スポーツ報知 / 2024年8月1日 1時26分
-
2【バレー男子】日本が今大会初勝利で8強入り王手!アルゼンチンを3―1撃破で1勝1敗 西田サーブ光った
スポニチアネックス / 2024年7月31日 22時0分
-
3柔道・村尾三四郎、涙の銀メダルに「三四郎の名に恥じない強さ」の声 「デビッド・ボウイ激似」との評判も…パリ五輪
スポーツ報知 / 2024年8月1日 1時46分
-
4「超かわいそう」ラケット折られた影響大 2回戦で散った卓球世界1位にネット「気の毒すぎる」
スポニチアネックス / 2024年7月31日 18時8分
-
5【柔道】村尾三四郎の〝不可解判定〟を有名作家が批判「ここまで審判の技量が劣ると選手が哀れ」
東スポWEB / 2024年8月1日 8時1分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください