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前半0-2も「リスクを冒せ!」の檄を受けた後半に2点を奪い返し、PK戦で勝利。昌平が桐光学園との関東勢対決を制す

ゲキサカ / 2024年8月1日 8時56分

 ハーフタイム、昌平の玉田監督はまず隙の見えた気持ちの部分の改善に着手。そして、「リスクを冒せ!」と檄を飛ばして選手たちを後半のピッチへ送り出した。昌平は後半開始から岩谷、三浦に代えてMF山口豪太(2年、U-17日本代表)とMF長璃喜(2年、U-17日本高校選抜候補)を同時投入。後半最初の攻撃から大谷が左サイドを打開すると、5分には大谷のPAへのループパスに左SB上原が大外から走り込み、クロスバー直撃の左足シュートを放つ。
後半、ギアを上げた昌平は左SB上原悠都の左足シュートがクロスバーをヒット
 明らかにギアの上がった昌平が1点を奪い返す。9分、右SH山口の逆サイドへの展開から、長とのコンビで上原が左クロスを上げる。DFに当たったボールがゴールエリアへ飛び、鄭が豪快なヘディング弾。1点差とした。
後半9分、昌平FW鄭志錫が追撃ヘッドチームの反撃を加速させた
 その後も、長と山口の注目2年生コンビがドリブルで切れ込むなど勢いのある昌平の攻撃に対し、桐光学園は粘り強さ、切り替えの速さで対抗。最前線の浦上が良くボールを収め、押し返す時間を生み出していた。22分には、五十嵐に代えてMF萩原慶(1年)を投入。25分には敵陣の奪い返しから浦上が左足シュートを放ち、直後の左CKを浦上が決定的な形で合わせる。だが、叩きつけた一撃は昌平GK佐々木がビッグセーブ。追加点を阻止する。

 昌平は27分、右SB安藤に代えてDF鈴木翔(3年)をCBへ投入。CBの中松を右SBへ移す。「もっとギアを上げろ!」の声も飛ぶ中、昌平は坂本、鈴木翔の両CBもセンターサークルより前方に出て攻め続ける。桐光学園は杉野、青谷の両CBを中心に堅い守りを継続。よく踏ん張っていたが、昌平にゴールをこじ開けられてしまう。

 34分、昌平は坂本がドリブルで持ち上がり、右へ展開。本田がコントロールから中へ持ち出し、左足でクロスを上げる。ここに右SBの中松が走り込んでヘディングシュート。鮮やかな一撃を左隅に決めると、緑のユニフォームが喜びを大爆発させた。
後半34分、昌平DF中松陽太が同点ヘッド「リスクを冒して」攻め続け、ゴールをこじ開けたMF本田健晋は正確な左足クロスで同点ゴールを演出
 昌平は一気に勝ち越し点を狙う。だが、桐光学園は増田のシュートブロックで阻止。2-2で70分間を終え、決着はPK戦に委ねられた。先攻の桐光学園は2人目の増田、4人目の浦上のシュートが枠外へ。この日活躍の光った2人が外したのに対し、昌平は1人目の大谷から鄭、山口が3連続で成功する。最後は、4人目の坂本が右足で決めて決着。昌平が出場5回で4度目となる準決勝進出を果たした。

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