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初招集組も躍動。思い背負って戦ったU-17日本代表がBalcom BMW CUP初戦で広島ユースに逆転勝ち!

ゲキサカ / 2024年8月9日 20時39分

前半26分、U-17日本代表MF末宗寛士郎(岡山U-18)が右足で同点ゴール

[8.8 Balcom BMW CUP第1節 U-17日本代表 2-1 広島ユース ホットスタッフフィールド広島]

 U-17日本代表、サンフレッチェ広島ユース、広島県高校選抜U-18、ウズベキスタン代表U-17の4チームが1回戦総当りのリーグ戦で優勝を争う「HiFA 平和祈念 2024 Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー」が、8日に広島市内で開幕した。4連覇を狙うU-17日本代表とサンフレッチェ広島ユースとの一戦は、2-1でU-17代表が勝利。白星発進のU-17代表は、10日の第2節で広島県高校選抜U-18と戦う。

 2007年生まれ世代のU-17代表は、2028年ロサンゼルス五輪時に21歳。そのメンバーやA代表に食い込むような選手が出てくることが期待されるチームだ。朝岡隆蔵監督(ふたば未来学園高)は、「(彼らは)サッカー界の夢でもある。そういう気持ちを背負ってやって欲しいって伝えました。気持ちって大事じゃないですか。だから、軽く、上手いぶってやらないで欲しい。色んな方の思いを背負ってやって欲しい。我々の思いは、やっぱり彼らの活躍なんで、活躍するために、このピッチで何を今するか、後悔しないようにやってくれと」。今大会のメンバーは初招集組も多い陣容。その初戦は上手くいかない部分も多かったが、気持ちを表現するようなプレーを続け、白星を勝ち取った。

 U-17代表の先発はGK萩裕陽(名古屋U-18)、右SB小澤有悟(磐田U-18)、ゲーム主将のCB森壮一朗(名古屋U-18)、CB秦樹(横浜FCユース)、左SB小浦拓実(福岡U-18)、ダブルボランチが山本天翔(G大阪ユース)と和田直哉(浦和ユース)、右SH長疾風(鹿島ユース)、唯一早生まれで高校3年生の左SH木村有磨(履正社高)、トップ下が末宗寛士郎(岡山U-18)、最前線に山口豪太(昌平高)が構えた。山本はG大阪ユースが2連覇したクラブユース選手権(U-18)でMVP。10番の山口はインターハイで5アシストを記録し、昌平の初優勝に貢献している選手だ。

 一方の広島ユースは、GK小川煌(2年、23年U-16代表)、右SB桝谷歩希(3年)、CB木吹翔太主将(3年、U-19代表)、CB林詢大(2年)、左SB橋本日向(3年)、アンカーに太田大翔(1年、23年U-15代表候補)、2シャドーに野口蓮斗(1年、U-16代表)、井上証(3年)、そして右SH宗田椛生(2年)、左SH小林志紋(2年、U-16代表)、最前線でFW井上愛簾(3年、23年U-17代表)が先発。前日のJ1に出場、決勝点をアシストしたMF中島洋太朗(3年、U-19代表)は不在だったが、いずれもトップ昇格を決めている木吹と井上愛がメンバーに名を連ねた。
試合前、両チームの選手が揃って写真撮影
 試合開始直後、U-17代表は山口の1タッチパスから木村がスピードを活かして一気に左サイドを抜け出す。そして、ラストパスのこぼれに長が飛び込む。先にゴール前のシーンを作り出したU-17代表は、その後も山口がボールを収めて起点となるが、主導権は広島ユースへ。ホームの広島ユースは自分たちの距離感でボールを繋ぎ、失っても高い位置で奪い返した。
インターハイ決勝から5日、MF山口豪太(昌平高)はU-17日本代表の10番を背負って先発出場
 中でも、相手をねじ伏せるようなキープで会場を沸かせていた木吹が、DFラインから再三ボールを持ち運び、正確なロングフィードで局面を変える。また、ソレッソ熊本時代からチームメートの太田のサポートを受ける1年生MF野口が、存在感のある動き。前半15分には野口のループパスで小林が左中間を抜け出し、GKとの1対1から右足シュートを決めた。
前半15分、広島ユースMF野口蓮斗がスルーパスこれをMF小林志紋が右足で決めて先制
 広島ユースは、18分にも木吹の縦パスを起点に井上証が左サイドへ展開。橋本のクロスから小林がクロスバー直撃のヘッドを放つ。直後にも野口の1タッチパスで井上愛が右中間のスペースを突いた。

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