18歳加入のベンフィカで5年半トップ出場なし…ベルギー移籍決断したパリ五輪GK小久保玲央ブライアン「いよいよ自分のプロサッカー人生が始まってくる」
ゲキサカ / 2024年8月14日 22時55分
ベンフィカからシントトロイデンに加入したGK小久保玲央ブライアンが14日、オンラインで入団記者会見を行った。U-23日本代表の正GKを務めたパリ五輪では、準々決勝のスペイン戦に敗れて涙する姿も見せたが、小久保はすでに「ハイライトも見ていない。次に次にというのがある」と感情を整理。「後ろを見ずに前に進んでいきたい」と力強い決意を口にした。
柏U-18出身の小久保は18歳になったばかりの2019年1月、ベンフィカに加入。翌年にはUEFAユースリーグで欧州トップレベルの舞台に立ち、準優勝を果たした。近年はポルトガルリーグだけでなく、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でのベンチ入りも経験。だが、ここまでトップチーム出場機会は得られず、今夏ベルギー挑戦に踏み切った。
5年半を過ごしたポルトガルを離れるという大きな決断。小久保は「しっかり試合に出られること、ステップアップすることを考えていた。シントトロイデンからオファーをもらった時は嬉しかったし、環境を変えないといけないと思っていた。プレーし続けられる、良い環境にいられることが大事だった」と経緯を口にした。
Jリーグを経験せずに欧州挑戦を果たしたため、シントトロイデンで出場機会を掴めば、プロとしては初のトップチーム出場。まずはそれが大きな目標となる。
小久保は「ベンフィカ時代はトップ登録にはなっていたけど、セカンドチームに出て次の日にAチームに帯同したりと、なかなか自分の思い通りに1シーズン、プロ選手として活動できなかったので、このチームではしっかりスタートラインに立てて、いよいよ自分のプロサッカー人生が始まってくるのかなと思う。まずは次の試合でチャンスを得て、自分らしいプレーを1年通して続けることが大切だと思う」と決意を語った。
DF谷口彰悟と共に入団会見に出席
もっともベンフィカ時代は出場機会こそ得られなかったものの、ギリシャ代表GKオディッセアス・ブラホディモス(ニューカッスル)、EURO2024ウクライナ代表GKアナトリー・トルビンといった名手と共にプレーし、セカンドチームでもハイレベルな試合に出場。そうして培ってきたクオリティーの片鱗はU-23日本代表として出場した今年4月のAFC U23アジアカップ、今夏のパリ五輪で随所に示してきた。
「ベンフィカでは良いGKが揃っていたこともあって、ハイレベルなところがあった。その中でベンチに数回座ったものの、なかなか出場機会が得られなかったことで、キャリアが狂うようなシーズンを過ごしてきた。しっかりここでは自分の位置を示せるようなプレーをしたい」
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