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[関東]岡山内定の献身的ボランチが掴んだ4年前とは異なる自信。流通経済大MF藤井海和は信頼をエネルギーに目の前のピッチを走り続ける!

ゲキサカ / 2024年8月19日 8時28分

流通経済大のキャプテンを務めるMF藤井海和(4年=流通経済大柏高)

[8.17 関東大学L1部第12節 流通経済大 1-1 東海大 RKUフットボールフィールド]

 この男のマインドは、いつだってそうだ。何より一番に考えているのはチームの勝利。そのために自分がやるべきことだけにフォーカスしていく。それは学年や、役職や、ポジションに関係なく、常に持ち合わせている基本姿勢だけれど、それがキャプテンともなればなおさらのこと。心の内側に情熱と闘志をたぎらせ、自分にベクトルを向け続ける。

「チームが勝つために何ができるかというのを本当にもっともっと考えないといけないなと思っていますし、それが自分の成長にも繋がると信じているので、自分で考えるだけではなくて、それを発信して、周りを引き込めるようなキャプテンになりたいなと思っています」。

 名門・流通経済大を率いる10番のキャプテン。MF藤井海和(4年=流通経済大柏高/ファジアーノ岡山内定)はプロサッカー選手という憧れの職業を自らの手で手繰り寄せた今、残り少なくなりつつある大学生活の日々の中で、1つでも多くのものをチームに残そうと奮闘している。


 追い付いた側も、追い付かれた側も、どちらもピッチに倒れ込む選手が続出していたが、よりダメージが残ったのは間違いなく後者だろう。「1-0でリードした中で後半を迎えて、残り3分のところで失点してしまうのが今の自分たちの現状だと思っていますし、それが弱さだとも思っています」。そう話した藤井も唇を噛み締める。

 延期分の開催となった東海大とのホームゲームは、前半にFW大氏凛州(3年=JFAアカデミー福島)が2戦連発となるゴールを叩き出し、流通経済大が先制点を奪ったものの、ハーフタイムに入ると雷雨の影響もあって、試合は2時間近く中断。ウォーミングアップも挟んでようやく再開された後半は、一転して東海大が攻勢を強めていく。

 先週の筑波大戦は、後半に入って逆転しながら、84分から2ゴールを喫して逆転負け。「今は残留争いという形になってしまっていますし、先週のことがあったので、より今日の試合は絶対に勝ちたかったです」と話した藤井も、1点をリードした最終盤はいつも以上に声を張り上げて、チームメイトを鼓舞し続ける。

 ところが、サッカーの神様はホームチームにとって厳しいエンディングを用意していた。90+4分。左右に揺さぶられた流れから、相手のシュートがゴールネットを揺らす。3試合ぶりの白星は、土壇場でその手の中からこぼれ落ちる。

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