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[関東]岡山内定の献身的ボランチが掴んだ4年前とは異なる自信。流通経済大MF藤井海和は信頼をエネルギーに目の前のピッチを走り続ける!

ゲキサカ / 2024年8月19日 8時28分

「あの失点のワンプレーは今でも悔やんでいますね。ほぼ負け試合だと思っているので、あそこで流れを切れたりしていたら勝っていたかもしれないなと考えると、本当に悔しい試合になったなと思います」。失点シーンを振り返りながら、キャプテンはその責任の矛先を自身に向け直す。

「先週の試合でも残り10分で勝ち点が3から一気に0になって、今日も3から1になってしまって、もったいない試合をずっと続けていることは自分が一番感じていますし、何よりキャプテンという立場でありながら、最後のところでチームを締め切れないところが自分の弱さなのかなと思っています。現状としては凄く苦しいというのが本音ですけど、この苦しいままで終わるわけにはいかないので、今日の試合がキッカケになって、チームが勝てるようにしていきたいと思います」。前を向くための材料を探しながら言葉を紡ぐ姿に、キャプテンとしての自覚と苦悩がほんの少し垣間見えた。



 7月11日。ファジアーノ岡山から藤井の来季加入内定リリースが発表された。大学年代有数のボランチとしてその進路が注目されていた中、本人は「一番声を掛け続けてくれたのが岡山さんで、キャンプも行かせてもらって、試合も出させてもらったんですけど、『自分の特徴が一番出たな』ということを肌で感じたので、自分のプレースタイルに合っているなと思いましたし、その時は大学の先輩の仙波大志くん(現・ザスパ群馬)もいたので、『優しい雰囲気の良いチームだな』と感じました」と言及。チームの雰囲気も決め手の1つになったという。

 とりわけ印象に残っているのは、同じポジションを主戦場に置くレフティだ。「自分は流経に行こうとしていて、中3の時に流経対前育の選手権の決勝を見ていたので、田部井(涼)選手は高校生の時から憧れというか、自分が知っている人で、やっぱり上手いなと思いました。自分とは全然タイプが違うんですけど、ああいうプレーができるようになれば、もっと良い選手になれるかなと感じていますし、他にも竹内(涼)さんや藤田(息吹)さんのような素晴らしい中盤の選手がたくさんいるので、そういう選手からいろいろなものを盗めれば、自分ももっと成長できるなと思っています」。

 藤井は高校2年生の冬に名古屋グランパスの練習に参加。その時に突き付けられたプロとの圧倒的な差は、自身のキャリアを考える上で間違いなく転機になったという。だからこそ、岡山の練習へ参加した際に、4年前とは明らかに違う自分の成長を感じられたことは、プロ入りを決断する上で大きなポイントだったようだ。

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