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[関東]岡山内定の献身的ボランチが掴んだ4年前とは異なる自信。流通経済大MF藤井海和は信頼をエネルギーに目の前のピッチを走り続ける!

ゲキサカ / 2024年8月19日 8時28分

「プロを相手にしても、自信を持って自分のプレーができたというのが一番嬉しかったので、それが一番大学に来て良かったなと思ったことでしたね。『この4年間の選択は間違っていなかったな』と」。確かな自信を携えて飛び込むプロのステージ。せっかくならば目指せるだけ、上へ、上へと駆け上がってやる。

「最終的な目標として『ワールドカップに出たい』ということは、アンダーの代表に入ったころから思っていたので、22歳からのプロスタートというのはもしかしたら難しいかもしれないですけど、代表で1回一緒にやった佐野航大くん(現・NECナイメヘン)も岡山からオランダに行って、ああいう活躍をしているので、自分も諦めなければ可能性はあるなと考えていますし、諦めずに自分らしく、一歩ずつ進んでいければいいなと思っています」。この4年間が決して周り道ではなかったことを、自分の活躍で証明してみせる。

 残された大学生活は4か月あまり。高校時代にも、大学時代にも、あと一歩まで迫りながら、まだ届いていない最大の目標だけを見据えて、キャプテンとして為すべきことは決まっている。「このチームで過ごした4年間への感謝を、日本一という形で恩返しできたら一番いいなと思っているので、日本一になれるようにここからも頑張りたいです」。

 以前、藤井が話していた言葉を思い出す。「チームが勝てば一番なので、自分は目立たなくていいんです。チームには点を獲る選手もいれば、守備で頑張れる選手もいると思うんですけど、自分は黒子的な存在で全然良くて、チームのためにプレーしていれば、それは必然として目立つことにも繋がっていくと思うので、そういうことは自分が大切にしているところです」。

 すべてはそこに集約される。何より一番に考えているのはチームの勝利。その中で自分がどう振る舞うべきかに、いつも頭をフル回転させている。普段は優しい笑顔が印象的だが、ここぞという時に頼れる漢。今までもずっとそうしてきたように、これからのキャリアの中でも藤井海和は、信頼を寄せられ、信頼を寄せる人たちのために、そして多くの子どもたちに夢を与えるために、目の前のピッチを全力で走り続ける。



(取材・文 土屋雅史)
●第98回関東大学リーグ特集

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