U-18日本代表が「一番難しい試合」静岡ユース戦をPK戦勝利。SBS杯逆転優勝をかけ、アルゼンチンとの最終決戦へ
ゲキサカ / 2024年8月24日 10時51分
[8.23 SBS杯 静岡ユース0-0(PK3-5)U-18日本代表 愛鷹]
U-18日本代表がPK戦勝利、アルゼンチンとの“優勝決定戦”へ――。23日、「2024 SBSカップ国際ユースサッカー」2日目が静岡県沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で行われ、静岡ユース(静岡県選抜)とU-18日本代表が対戦。0-0で突入したPK戦の末、U-18日本代表が5-3で勝利した。勝ち点3のU-18日本代表は25日の最終戦で同5の首位・U-18アルゼンチン代表と対戦。80分間で勝てば、2013年大会以来の優勝が決まる。
日本は0-0で引き分けたU-18韓国代表との初戦(22日)から先発7人を変更。GK上林大誠(山形)、右SB柴田翔太郎(川崎F U-18)、CB山田海斗(神戸U-18)、ゲーム主将のCB土屋櫂大(川崎F U-18)、左SB池間叶(名古屋U-18)、永野修都(FC東京U-18)と嶋本悠大(大津高)のダブルボランチ、右SH南創太(日章学園高)、左SH天野悠斗(G大阪ユース)、そして安野匠(帝京長岡高)とワッド・モハメッド・サディキ(柏U-18)が2トップを組んだ。
U-18日本代表の先発イレブン
一方、静岡ユースは初戦でU-18アルゼンチン代表に0-1で敗戦。こちらも先発5人を入れ替え、GK戸塚陸(浜松開誠館高)、右SB小澤有悟(磐田U-18)、CB渥美慶大(磐田U-18)、CB桶川陸(富士市立高)、左SB岩田琉唯(静岡学園高)、矢田龍之介(清水ユース)と堀川隼(静岡学園高)のダブルボランチ、トップ下が川合徳孟(磐田U-18)、右SH土居佑至(清水ユース)、左SH小竹知恩(清水ユース)、1トップの湯山大輔(藤枝東高)の11人が先発した。小澤、矢田、川合、土肥、小竹は年代別日本代表歴の持ち主。内藤康貴監督(浜名高)から「『我々が代表なんだ』っていうぐらいのつもりで臨むように」と送り出された選手たちが、互角の戦いを演じた。
U-18日本代表は前半4分、敵陣でボールを奪い返すと、南のスルーパスで天野が右中間を抜け出し、マイナスのラストパス。これをワッドが右足ダイレクトで狙う。11分には嶋本の展開から右タッチライン際の南が左足クロスを上げ、ゴール前に安野が飛び込んだ。
対する静岡ユースは桶川らDFラインと、低い位置へ落ちてボールに係わる堀川からビルドアップをスタート。狭い局面でも怯まずに縦へのショートパスをつけるなど、ボールを保持しながら主導権を握ろうとする。中盤で存在感を放った矢田や川合、土肥がチャンスを創出。17分には矢田がドリブルで相手のプレスを剥がすと、土肥、小澤、矢田とテンポ良くボールを動かし、最後は川合とのワンツーで土肥が右サイドを抜け出してラストパスを狙った。
静岡ユースMF矢田龍之介(清水ユース)は中盤で存在感のある動き
U-18日本代表は19分、池間から斜めのパスが中央へ入り、安野が左足ダイレクトのミドルシュート。静岡ユースは直後に中央突破した川合が左サイドへ展開し、小竹が相手GK、DFラインの間へ鋭いクロスを入れる。また、川合や湯山がDF背後への抜け出しを狙ったが、U-18日本代表はその攻撃を山田と土屋が対応してブロック。静岡ユースも渥美が相手の侵入を2度3度と阻止したほか、桶川や岩田、小澤とともに集中力の高い守りを見せ、U-18日本代表にセットプレーの機会も与えない。
静岡ユースCB渥美慶大(磐田U-18)がU-18代表の前に立ちはだかるU-18日本代表もゲーム主将のCB土屋櫂大(川崎F U-18)が隙を見せない
U-18日本代表は0-0の後半開始から池間と南を左SB布施克真(日大藤沢高)、右SH大谷湊斗(昌平高)へ交代。2分には左サイドで嶋本が1タッチパスをDF間へ通し、天野のスルーパスから安野がスライディングシュートを狙う。静岡ユースも7分、左の小竹がスピードに乗ったドリブルで大きく前進。クロスのこぼれを土肥が右足で狙うが枠を外れた。
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