U-18日本代表が「一番難しい試合」静岡ユース戦をPK戦勝利。SBS杯逆転優勝をかけ、アルゼンチンとの最終決戦へ
ゲキサカ / 2024年8月24日 10時51分
U-18日本代表は後半、嶋本や永野、大谷がボールに係わる回数を増加。右SB柴田と左SB布施が高い位置へ侵攻するなど、相手を押し返す。12分にワッドをFW神代慶人(熊本)と入れ替えた直後には永野の斜めのパスが右の大谷へ通り、中への動きから左足シュート。土屋、山田も積極的に前へボールを運ぶと、15分には大谷の展開から柴田がグラウンダーのクロスを入れる。これに安野が飛び込んでネットを揺らしたが、惜しくもオフサイド。U-18日本代表は、17分にもCKの流れから嶋本が柔らかい浮き球クロス。これを神代が頭で合わせるが、静岡ユースGK戸塚が手に当て、クロスバーを弾いた。
後半17分、U-18日本代表FW神代慶人(熊本)が決定的なヘッド
U-18日本代表の船越優蔵監督はこの試合へ向け、「一番難しい試合になるっていう話をしまして、挑みました」と説明する。年代別代表に近い選手の多い静岡ユースの“打倒・代表”への気迫は非常に強く、毎年のように健闘。この日も難しい試合になったが、上林が「(代表選手として)選ばれた自分たちが静岡ユースたちよりも走って戦えば必ず自分たちは勝てると思って臨んだ」というように、代表のプライドを持って走り、戦ったチームは後半にチャンスの数を増やし、重圧のかかる展開にも崩れなかった。
静岡ユースは12分に土居、小竹、湯山をFW山崎絢心(富士市立高)、MF加藤佑基(静岡学園高)、FW山本将太(磐田U-18)へスイッチ。18分には岩田と左SB後藤翔吾(磐田U-18)を入れ替えた。20分には途中出場で脅威となった山崎が、連続の切り返しで右サイドを突破。折り返しから、矢田の右足ダイレクトシュートがゴール右上隅を捉える。だが、U-18日本代表GK上林が抜群の反応ではじき出した。
静岡ユースは交代出場のFW山崎絢心(富士市立高)が突破口に
U-18日本代表は25分に永野とMF山本丈偉(東京V)を交代。その山本のシュートやサイド攻撃でプレッシャーをかけるが、静岡ユースは終盤に投入されたCB窪田佑介(浜松開誠館高)を含めて跳ね返し、得点を許さない。また、堀川や矢田が個の力でもボールを前進させる静岡ユースは35分、左SB後藤との連係から加藤が中へ持ち込んで右足を一閃。GK頭上を突いたが、これもU-18日本代表GK上林がセーブする。後半もスコアが動かないまま終了。勝敗の行方はPK戦に委ねられた。
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