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初招集のU-18日本代表でも貫くのはアグレッシブな姿勢。クラセン連覇も経験したMF天野悠斗(G大阪ユース)が過ごす飛躍の夏

ゲキサカ / 2024年8月25日 8時17分

果敢にドリブル突破を図るU-18日本代表MF天野悠斗(G大阪ユース、3年)

[8.23 SBS杯 静岡ユース 0-0(PK3-5) U-18日本代表 愛鷹]

 夏の全国連覇を手土産に、飛び込んだ初めての年代別代表。もちろん周囲のレベルが高いことは間違いないけれど、自分だってやれないことはない。このチームのために、果たせる役割は絶対にある。攻めて、守って、走って、戦う。その上で、明確な結果も手にしてみせる。

「このチームで何日間か練習してきたことで、チームのコンセプトも、チームが目指しているところも把握できてきたので、まずはチームのためにというのが第一優先ですけど、自分がその一員として自信を持って戦えるように、結果というところも求めています」。

 若き青黒軍団がクラブユース選手権で掴んだ日本一に、主力として貢献した切れ味鋭いアタッカ―。MF天野悠斗(ガンバ大阪ユース、3年)はU-18日本代表の中でも攻撃で唯一無二の違いを生み出すべく、自分自身にできることをしっかりと見つめ直している。


 理解はしていたけれど、悔しい想いは拭えなかった。「2024 SBSカップ国際ユースサッカー」1日目のU-18韓国代表戦は、激しい雨が降り続く中で行われることに。ベンチスタートだった天野には最後まで声が掛からず、この試合での代表デビューはお預けとなった。

「ああいう天候で、自分が使われにくいということはわかっていたんですけど、やっぱり試合に出られなかったことは悔しかったので、次は出たら、まずは走って、守備でもゴールを奪うことでも、チームに貢献することは意識していました」。改めて自分の中で気持ちを整え直すと、迎えた2日目の静岡ユース(静岡県選抜)戦のスタメンリストには、天野の名前が書き込まれる。

 ただ、「主導権を握られて、守備がなかなかハマらず、苦しい展開だったなという印象ですね」と天野も振り返ったように、前半からペースを掴んだのは静岡ユース。U-18日本代表は押し込まれる時間が長く、劣勢の展開を強いられていく。

 17番は考えていた。どうすればチームがうまく回るか。どうすれば自分はそれに関われるか。「優先順位として、最終的にはゴールに一番近い場所で自分が関われればいいかなという想いでやっているので、そこから逆算して自分がボールをどこで受けるかというところで、サイドに張るとか、中に入るとか、そういうことを考えながらやっていました」。時にはタッチラインいっぱいに開いて、時には中央のギャップに潜って、攻撃のリズム創出に奔走する。

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