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U-18日本代表はSBSカップ全3試合で0-0。最終戦でアルゼンチンにPK戦勝利も80分勝利の優勝条件をクリアできず、準Vに

ゲキサカ / 2024年8月26日 19時14分

U-18日本代表はPK戦でアルゼンチンに勝利したが、悔しい準優勝に

[8.25 SBS杯 U-18日本代表 0-0(PK7-6)U-18アルゼンチン代表 エコパ]

 U-18日本代表はアルゼンチン撃破も準優勝――。U-18日本代表、U-18アルゼンチン代表、U-18韓国代表、静岡ユース(静岡県選抜)の4チームが1回戦総当たりのリーグ戦で優勝を争った「2024 SBSカップ国際ユースサッカー」(静岡)は、25日にエコパスタジアムで大会最終日の2試合を開催。第2戦終了時で2位のU-18日本代表は、同首位のU-18アルゼンチン代表に0-0(PK7-6)で勝利したが、勝ち点1差の2位に終わった。優勝はアルゼンチン。MFサンティアゴ・プッゾ(キルメスAC)が大会MVPに選出されている。

 SBSカップは80分ゲームでの勝ちが勝ち点3、PK戦勝利が勝ち点2、PK戦での敗戦が勝ち点1、負けが勝ち点0という大会レギュレーション。雷の影響で大会初日(22日)のみ60分ゲームでPK戦を行わず、タイスコアの場合は引き分けで両チームに勝ち点1が与えられた。

 日本は韓国との初戦が0-0でドロー(勝ち点1)。続く第2戦で静岡ユースに0-0(PK5-3)で勝利し、勝ち点2を加えていた。一方のアルゼンチンは静岡との初戦を1-0で勝利。韓国にも1-1(PK5-3)で勝って、勝ち点を5としていた。日本が逆転優勝するためには、アルゼンチンとの直接対決で80分以内に勝利するしかない状況。だが、0-0で前後半を終え、“悔しい”PK戦勝利で戦いの幕を下ろした。

 日本はこれまで4-4-2システムを基準に3-4-3も取り入れてきたが、“優勝決定戦”を4-3-3でスタート。GKが内山翔太(新潟U-18)で右SB斉藤秀輝(大宮U18)、ゲーム主将のCB土屋櫂大(川崎F U-18)、CB大川佑梧(鹿島ユース)、左SB布施克真(日大藤沢高)、中盤は永野修都(FC東京U-18)がアンカーに入り、インサイドハーフが山本丈偉(東京V)と大谷湊斗(昌平高)、前線は右ウイングに南創太(日章学園高)、左ウイングに神代慶人(熊本)、そしてCFにワッド・モハメッド・サディキ(柏U-18)が構えた。
U-18日本代表の先発イレブンアルゼンチンは全勝Vを狙っての最終戦
 船越優蔵監督は“世界大会でも起こりうるシチュエーション”で優勝の条件を選手たちに伝えてスタート。序盤、日本はDFラインから丁寧にボールを繋ぐ。アンカーの永野がボールを引き出し、大谷や山本と係わりながら、サイドへボールを散らす。そして、神代が鋭いクロスを入れたほか、南がDFの股間を抜くドリブルから左足クロス。また土屋がサイドチェンジで局面を変えたほか、右ショートコーナーから斉藤のラストパスを神代が1タッチで狙うシーンもあった。
MF永野修都(FC東京U-18)はビルドアップ、奪い返しの部分でも奮闘
 前半、日本がセットプレーの本数を増やしたが、アルゼンチンはポジション争いで決して引かずに駆け引きするなど、日本のペースでリスタートをさせない。そして、日本のセットプレーやクロス、ビルドアップから縦に差してくるボールを弾き返すと、10番FWジアンルッカ・バヌエラ(CSDトリスタン・スアレス)のドリブルなどの速攻。また、プッゾのロングパスを交えた攻撃で日本を押し返す。日本はプッゾにこぼれ球を狙われるシーンもあったものの、DFラインの集中した守りに加えて中盤で永野や山本が素早く奪い返すなど、前半の被シュートは2本だった。
セットプレーではアルゼンチンの執拗なマークも
 勝つためにまず1点を目指す日本は前半28分、敵陣でインターセプトした神代が右足シュート。また、斜めの動きでPAに抜け出した大谷へ斉藤がスルーパスを通すなど、アクションを入れながら攻め続ける。
FW神代慶人(熊本)がインターセプトから右足シュート
 すると、35分には左クロスのクリアを右中間で拾った斉藤がアーリークロス。これを布施が折り返し、最後は山本が身体を投げ出して押し込もうとする。アルゼンチンのクラウディオ・オスカー・グニャリ監督から「本当にダイナミックなサッカーをしていて、凄く組織的。一人ひとりの個のレベルも上がっています」と評された日本は連動した攻撃で相手のわずかな隙を突こうとしていたが、ゴールを破ることができない。

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