1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

ヘディング弾に仲間から「城彰二だ!」の声も。FW城秀人(FC東京U-15むさし)が初のU-15日本代表候補合宿で連発し、アピール

ゲキサカ / 2024年9月5日 22時27分

FW城秀人(FC東京U-15むさし)はU-15日本代表候補合宿の実戦で計4ゴールの活躍

 3日間のショートキャンプ(9月2日~4日)で11対11の実戦を繰り返したU-15日本代表候補。合宿最後のゴールをFW城秀人(FC東京U-15むさし)が決めた。3チームに分かれて行われたリーグ戦最終戦の終盤、城はMF大石櫂(浜松開誠館高)の左CKからヘディング弾。「(大石が)めっちゃいいボールを上げてくれて合わせるだけだったんで、あれは。僕はヘディングが得意なんで、決め切るって感じでした」と喜んだ。

 合宿中、U-15日本代表候補の3チームは1本25分や1本20分のゲームを計8試合。城は計4ゴールを決め、ライバルたちを上回った。今回が初の年代別日本代表候補選出。「来る前は、とりあえず結果だけ残しに来ようと思っていて。技術とかは多分僕、他の人よりもないと思う。だから、ゴールを決めて、目に留まるように頑張っていきたいと思っていました」という言葉通り、ゴールでアピールした。

 このゲームは左足のファーストシュートをGKに止められ、他の試合でも決定機でクロスバーに当ててしまうシーンがあった。だからこそ、「1本目から決め切るってところと、あとは守備とかでサボっちゃう場面が結構あるんで、そういうところを克服していきたいと思ってます」と課題克服を誓う。それでも、「自分が1番得意としてる部分なんで、それを誰にでも合わせれるように」意識したという動き出しの鋭さと巧さは、他の選手たちも認めていたほど。相手DFの視界の外側から加速し、ボールを引き出していた。

 FC東京U-15むさしでは2年時まで、FWとしてできることが少なかったのだという。だが、「中3からそういうところを『オマエが全部やりなさい』みたいな感じで、監督に言われてるんで」。今回の合宿中、城は前線から落ちてボールを収めることや、スペースへの抜け出しで起点になったり、縦への仕掛けからクロスを上げ切るなど幅広い動きを見せていた。それらは、この半年ほどで「(できることが)めっちゃ増えました」。今後は点を決めることだけでなく、アシストも、収めることも、守備もできるFWを目指していく。

 合宿最終日、得意のヘッドでU-15代表候補合宿ラストゴールを決めた際には、祝福するチームメートから「城彰二だ!」と声を掛けられていた。それに対して城は、「何かちょっと良く分からないすけど、ヘディングで決めたからじゃないですか」と微笑む。

 父は日本代表のストライカーとして、1998年のワールドカップ初出場に貢献した城彰二氏。城が特に覚えているゴールは、高卒ルーキーながらJリーグ開幕戦で決めた一撃。「(代表でのプレーよりも、)ジェフ千葉(当時は市原)のデビュー戦で、ヘディングでゴールを決めてたのはめっちゃ覚えています」という。父の現役時代のプレー動画から学ぶことも多いようだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください