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“黒子役”の1G2AにSofascoreも異例の「10点」満点評価…「大人になった」と認める久保建英が”鬼門”で示した唯一無二の価値

ゲキサカ / 2024年9月6日 7時4分

 そうした振る舞いを徹底した結果、この日は“黒子”としてのインパクトだけでなく、1ゴール2アシストという結果も残した。第2次森保ジャパン発足後のアシスト数は単独最多の10。ゴールとアシスト数を合算するスコアポイント「14」もMF伊東純也に並ぶ数字で、”黒子”としての貢献度も踏まえれば唯一無二のパフォーマンスを続けていると言える。

「それで結果につながれば一番ベストですし、たとえば伊東選手だったらシンプルにはたくけど、堂安選手だったらコンビネーションとか、そういうふうに彼らの良さを出すことで、逆に彼らが僕にもたらしてくれることがある。アシストだったり、得点だったりというところでボールが返ってくるし、信頼も得ていけると思う。彼らの良さを出すことで僕のゴール数、アシスト数といった結果にもつながってくるのかなと思います」

 この日のゴールも、直前にアシストした伊東からのパスを受けた形。「伊東選手も『打とうと思ったけどタケだから』って言ってくれた。そこは嬉しかったですね」。そうした周囲との良好な関係性は、“ポジション争い”という宿命への受け止め方にも好影響をもたらしている。

「みんなライバルだとは思っているけど、ライバルが活躍してくれないとこっちも困りますし、みんなの活躍が素直に嬉しいですね。拓実くんがゴールを決めた時は『うわー、俺もああいうのやりたいなー』って思ったりしますけど、なんていうんでしょうね。それが日本代表の強化にも一番つながるので」(久保)

 そこに「あとはチームが苦しい時に、自分がチームを救いたいなと思いは常に持ってやっています」と付け加えることも忘れなかったが、自身の立場という点では充実したメンタリティーで日々を過ごすことができているようだ。

「みんなギラギラしているので、そのギラギラをうまくまとめるじゃないけど、みんなのギラギラがいい方向に行くようにと。僕もめちゃくちゃギラギラしていますけど、僕も含めてこれから伸びしろがある選手だらけなので、一緒にやっているのが楽しいというのもあります」。久保にとっては2度目のW杯最終予選。厳しいアウェーゲームや2強相手の対戦など本番はここからだが、理想的なスタートを切ったのは間違いない。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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