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「乗り越えなきゃいけない壁」に直面している両雄が探す浮上のきっかけ。終盤にスコアが動いた流経大柏と青森山田の強豪対決は2-2の痛み分けに

ゲキサカ / 2024年9月10日 12時46分

流通経済大柏高と青森山田高が激突した高体連の強豪対決は2-2のドロー決着

[9.8 プレミアリーグEAST第13節 流通経済大柏高 2-2 青森山田高 流経大柏G]

 前に進んでいく者だけに、その先へと繋がる道を阻むような壁は現れる。ぶつかって、跳ね返されて。それを繰り返すことでしか、さらなる成長は望めない。シーズンもいよいよ後半戦。壁の向こう側に待っているものを信じて、またぶつかって、乗り越えていく。

「今は凄く良い壁にぶつかっていますね。選手権までの試練じゃないですけど、それぞれがそれぞれのところでハマっているような、絶対乗り越えなきゃいけない壁がみんなに来ているので、チームとしても壁にぶつかっている感じですけど、ここを乗り越えようとするスタンスは大事だよねという話はしています」(流通経済大柏高・榎本雅大監督)

 終盤にスコアが動いた高体連の強豪対決はドロー決着。8日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 EAST第13節で、流通経済大柏高(千葉)と青森山田高(青森)が対峙した一戦は、1-1で迎えた後半39分にDF福井史弥(2年)のゴールで青森山田が勝ち越したものの、流経大柏もアディショナルタイムにMF柚木創(3年)が執念の同点PKをねじ込み、双方に勝点1が振り分けられた。


 前節は尚志高に0-3で敗れ、リーグ戦3連敗となった流経大柏は、「今調子の良い選手の配置も含めて、ちょっとチャレンジしてみようかなと。まだまだ未知数なところもありますけど、そういうことでも起こしていかない限りは変化というのも起きてこないですから」と榎本雅大監督も話したように、右からDF柳澤寿哉(3年)、DF奈須琉世(3年)、DF富樫龍暉(3年)を並べた3バックを採用。中盤より前には攻撃的な選手を多く配した、新たなオプションにトライする。

 立ち上がりはお互いにチャンスを作り切れない流れの中で、飲水タイムを過ぎるとホームチームが踏み込んだアクセル。27分にはMF亀田歩夢(3年)のクロスから、30分には柚木のパスから、ともにMF和田哲平(3年)が打ち込んだシュートは、それぞれ青森山田のDF小沼蒼珠(3年)とDF伊藤柊(3年)がきっちりブロック。さらに33分にもFW粕谷悠(3年)とのワンツーで左サイドを抜け出した亀田のフィニッシュは、青森山田のGK松田駿(2年)のセーブに阻まれたものの、ホームチームがゴールへの意欲を打ち出していく。

 だが、ワンチャンスを生かしたのはアウェイチーム。39分。MF谷川勇獅(3年)が中盤でルーズボールを回収し、MF別府育真(3年)は左へ展開。走ったFW大沢悠真(3年)が正確なクロスを届けると、走り込んだMF浅野瑠唯(3年)のシュートは鮮やかにゴールネットを揺らす。1-0。まさに『1本中の1本』を決め切った青森山田が1点をリードして、最初の45分間は終了した。

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