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悩めるエースの今季リーグ戦初ゴールが劇的決勝弾!「イチフナのあるべき姿」を改めて見つめ直した市立船橋は絶対に諦めない

ゲキサカ / 2024年9月18日 12時35分

市立船橋高は「勝ちロコ」で劇的勝利を喜ぶ!

[9.16 プレミアリーグEAST第14節 大宮U18 1-2 市立船橋高 NACK5スタジアム大宮]

 みんなで考えた。このチームは、どうあるべきかを。このチームで戦う選手は、どうあるべきかを。もちろん結果は大事だけれど、このユニフォームに袖を通すからには、それ以前に絶対やらなくてはいけないことがある。戦う。切り替える。走る。当たり前のことを当たり前にやる。それこそが市立船橋高校が貫いてきたフィロソフィーだ。

「僕たちはシーズンを通して『見ている人たちを感動させる』という目標があって、その中で『応援される選手に、愛されるチームにならないといけないし、正々堂々やることや泥臭く一生懸命やることが人を感動させる』という話をずっとされてきたんです。Jユースと比べたら綺麗に繋いで崩す感じのスタイルではないですけど、走って、戦って、ということができた試合は勝てるのかなと思うので、それはもっと意識して続けていくべきかなと思います」(市立船橋高・岡部タリクカナイ颯斗)

 改めて共有したのは『イチフナのあるべき姿』。プレミアリーグEASTでは1つの勝利も挙げられない苦しい前半戦を過ごしてきたものの、夏の全国でベスト8まで勝ち上がると、後半戦に入ってからは既にリーグ3試合で2つの白星を獲得。市立船橋高(千葉)が反撃の狼煙を力強く打ち上げている。


 先週のチームは、ダメージの残る敗戦を突き付けられていた。アウェイに乗り込んだ後半戦開幕ゲームの青森山田高(青森)戦でようやく今季のリーグ戦初勝利を飾り、勢いそのままに挑んだホームの鹿島アントラーズユース(茨城)戦。この試合も開始7分でFW伊丹俊元(3年)が幸先よく先制点を挙げたものの、後半に入ると3分間で連続失点を許し、悔しい逆転負けを喫してしまう。

 中村健太コーチには試合の内容より気になることがあった。「前回の敗戦は凄く自分たちの弱さが出た試合だと思っています。それは精神的な部分で、相手の挑発だったり、厳しいファウルだったり、そういうところで結局自分たちを見失ったような試合になってしまったなと。先制はしたものの、そのあとはメンタル的な部分での弱さが凄く出てしまって、崩れ落ちてしまったという反省がありましたね」。

「その中で今回のゲームを迎えるに当たって、『相手がどうであろうと「イチフナとしてあるべき姿」をちゃんと見せよう。そうすれば、あとは結果が付いてくるから』という話をして、1週間トレーニングを積んできました」。選手たちは日常から、改めて自分たちのあり方を見つめ直してきた。

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