アカデミー生え抜きの10番が携えるトップ昇格選手のプライド。名古屋U-18FW杉浦駿吾が明確にイメージする未来予想図
ゲキサカ / 2024年9月24日 19時23分
今季は沖縄キャンプにも帯同し、シーズン開幕後も練習参加を繰り返してきた中で、アカデミーのある“先輩”から刺激を受けてきたという。「自分と同じシャドーのポジションをやっている森島(司)選手は本当に上手いです。ボール回しでも足元で溜める技術とか、足元で判断を変える技術があって、プレーの強度も高いですし、そういうところが参考になりました」。基準が変われば、日常も変わる。トップで味わった高い意識をチームに還元することも、しっかりと考えているようだ。
来季からチャレンジするJリーグの舞台。自身の中では既に明確なキャリアプランを描いている。「まずは1年目から試合に出ることを目標にして、3年以内に主力選手になって、5年目ぐらいに海外挑戦というところまではイメージしています。でも、自分の実力を考えても、すぐにステップアップできるとは思っていないので、もっともっと実力と自信を付けられるように、今は地に足をつけて、1個1個着実に目標をクリアしていくことを意識しています」。一歩ずつ、一歩ずつ、このクラブでステップを踏んでいく。
4歳でスクールに入り、9歳からはジュニアでプレー。小学生からかけがえのない経験を重ねてきたアカデミーで過ごす時間も、もうあと3か月あまり。ここから卒団まで全速力で駆け抜ける覚悟は、もうとっくに整っている。
「プロに向けて、ここからの1試合1試合でさらに自信の付くようなプレーにトライしていくことは、この残りの数か月で意識していきたいと思いますし、やっぱり1つでも多くの勝利をこのチーム全体で喜び合いたいですね」。
グランパスが丁寧に育んできた確かな才能。短くないアカデミーの時間で身に付けてきた“今まで”は、大きな世界へ羽ばたくための“これから”に間違いなく繋がっていく。すべては名古屋の勝利のために。杉浦駿吾。18歳。輝く未来は、自分のゴールで逞しく切り拓く。
(取材・文 土屋雅史)
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