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「先輩たちの想い」も背負った後半戦はオレたちの時間だ!神戸U-18は神村学園にホームで競り勝って怒涛の6連勝で首位猛追!

ゲキサカ / 2024年9月29日 19時26分

 試合を動かしたのは「最後に仕留めるという力は誰にも負けないかなと思っています」と言い切るクリムゾンレッドのエース。45分。右サイドでDF西川亜郁(2年)が粘って残したボールから、濱崎のシュートはいったんDFにブロックされるも、再び濱崎が流し込んだ軌道を、吉岡は頭でゴールネットへ流し込む。「自分は監督から『常に良いボールが来るから、そこのチャンスは逃すな』と言われています」という7番は、これで圧巻の4戦連発。神戸U-18が1点をリードして、最初の45分間は終了した。



「サイドの攻防の人数合わせのところがちょっとうまく行っていなかったから、『後ろを“4”にするなら“4”にしていい』という話をしました。“5”にするとうまく行かないところがあったから、『“4”にしてもいいし、“3”でマンツ―気味にしてもいいぞ』と」。ハーフタイムに神村学園を率いる有村圭一郎監督は選手たちにこう話したという。ピッチの中で状況を感じて、自分たちで判断していく。守備面を整理するアイデアを得たアウェイチームは、後半に入るとサイドアタックから攻勢を強めていく。

 21分には決定機。名和田を起点にMF福島和毅(2年)が右へ展開。FW金城蓮央(3年)のグラウンダークロスに、岡本のシュートは枠を越えたものの、完璧に崩した形からフィニッシュまで。25分にも名和田が右へ流し、ここも金城が上げたクロスに、岡本のヘディングは亀田の正面を突くも、右は金城、左はMF大成健人(3年)と相手を剥がせるサイドアタッカーを推進力に、ジワジワと相手ゴールへ迫っていく。

 すると、「あの点は本当に完璧でしたね」と名和田も笑顔で振り返った同点弾は28分。松下が中盤を力強く駆け上がり、右へ流れたボールを金城はパーフェクトなクロス。走り込んだ岡本のこれまたパーフェクトなヘディングは、ゴール左スミへ弾み込む。チャンスを生み出し続けていた“金城-岡本ライン”が、まさに3度目の正直で完全開通。1-1。スコアは振り出しに引き戻される。

同点弾を叩き込んだ神村学園MF岡本優翔

 時間帯を考えても、次のゴールは間違いなく勝敗を左右する1点。31分は神村学園に決定機。名和田の左CKから鈴木が枠に収めたヘディングは亀田が弾き出し、こぼれに反応した新垣のヘディングも亀田が続けてビッグセーブ。32分は神戸U-18。FW渡辺隼斗(2年)のパスから濱崎が完全に抜け出すも、こちらは清水が抜群の飛び出しで超ビッグセーブ。両守護神が意地の好守で得点を許さない。

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