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[プレミアリーグWEST]五輪選手からの助言を受けて「やるべきことに集中」。首位・大津が前節の連勝ストップから切り替え、帝京長岡に5発快勝!

ゲキサカ / 2024年9月30日 13時10分

前半15分、大津高MF溝口晃史が右足で決め、2-0

[9.29 プレミアリーグWEST第16節 大津高 5-1 帝京長岡高 宇城市立ふれあいスポーツセンター]

「やるべきことに集中」の首位・大津が、5発快勝――。29日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WESTは第16節2日目を行った。首位・大津高(熊本)と暫定で6位の帝京長岡高(新潟)との一戦は、大津が5-1で勝利。消化試合が1試合少ない2位・神戸U-18との勝ち点差を7とした。

 大津は前節、広島ユースに0-1で敗れ、連勝が10でストップ。だが、連敗しないことを大事にしてきた首位チームはこの日、序盤の連続ゴールで難敵を突き放し、連敗しなかった。

 ホームの大津は村上葵(2年)、DFは右SB野口悠真(3年)、CB五嶋夏生主将(3年)、U-17日本代表CB村上慶(2年)、左SB大神優斗(3年)の4バック、中盤は畑拓海(3年)がアンカーに入り、やや前方に位置するU-18日本代表MF嶋本悠大(3年、清水内定)とコンビ。右SH舛井悠悟(3年)、左SH溝口晃史(3年)、前線はシャドー気味に位置を取る兼松将(3年)とCFの山下景司(3年)。平岡和徳テクニカルアドバイザー(TD)から「チャレンジ」することを求められ、ホームゲームに臨んだ。

 一方の帝京長岡は、ここ7試合で3勝3分1敗。前期、1-6で敗れていた大津とのリベンジマッチだった。先発はGKが小林脩晃(3年)でDFは右SB永井仁之(3年)、CB下田蒼太朗(3年)、CB山本圭晋(3年)、左SB池田遼(3年)の4バック。中盤は遠藤琉晟(3年)、香西大河(3年)、和食陽向(1年)、水川昌志(3年)で構成。前線に柳田夢輝(3年)とU-18日本代表FW安野匠(3年、仙台内定)が入った。立ち上がり、自陣深い位置から自信を持ってボールを繋いで前進。ハイサイドへ抜け出す安野を活用しながらゴールを目指した。
高体連同士の注目対決を500人の観衆が見守った
 だが、大津は7分、舛井が右サイドを抜け出してラストパス。このこぼれを兼松が右足で狙う。帝京長岡はGK小林とDF陣が凌いだが、大津は続く右CKから先制点を奪う。8分、畑の右CKでニアの五嶋がDFを引き付けると、その後方から走り込んだ兼松が頭で豪快に決めて先制点。前日に平岡TDから直接指導されたセットプレーをゴールに結びつけた。
大津MF舛井悠悟は快足を活かした守備と抜け出しで相手の脅威に前半8分、大津MF兼松将が先制ゴール
 対する帝京長岡は遠藤が最終ラインへ落ちながらビルドアップ。だが、大津は鳥栖U-18、名古屋U-18、広島ユースと続いた戦いでDF3枚からのビルドアップに「耐性ができていた」(山城朋大監督)。出足の鋭い大津はパスの出どころとの距離を詰め、相手の苦しいパスを連続でインターセプトして見せる。その大津は15分、溝口が中央でインターセプトし、右足で追加点。その後も山下と兼松が前から制限を掛け、チームの“心臓”畑が相手の中央選手とスペースを上手く消していた。
前半15分、大津MF溝口晃史が決めて2-0
 加えて、この日の大津はアプローチの1歩2歩の深さで差を生み出していた印象だ。右サイドの快足MF舛井やSB野口のインターセプトから速攻を繰り出したほか、五嶋のロングフィードなどで山下や舛井がハイサイドへ抜け出して起点を作り、ゴール前へ持ち込んだ。

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