「半端ない」ホーム感に包まれるグラウンドに轟いた歓喜の歌声!鹿児島城西は岡山U-18に逆転で競り勝って笑顔と涙のプレミア初白星!
ゲキサカ / 2024年9月30日 20時8分
[9.29 プレミアリーグWEST第16節 鹿児島城西高 2-1 岡山U-18 鹿児島城西高校 半端ない人工芝サッカー場]
それはピッチ上の選手だけではない。応援エリアで声を嗄らしたチームメイトと他の部活の仲間たち。チームスタッフ。学校関係者。スタンドに詰め掛けた保護者や地域の方々。試合前のサッカースクールに参加した子どもたち。会場の雰囲気を盛り上げたダンス部にチアリーディング部、吹奏楽部。このグラウンドにいたすべての人たちが、大きな笑顔に包まれる。やっぱり、勝つって最高だ。
「もうみなさんがずっと前期から応援してくださっているのに、結果が付いてこなくて、応援している意味を考えられたこともあったんじゃないかなと思うんですけど、それでもここまで信じて応援してくれたので、みんなで勝利を喜べて良かったです!」(鹿児島城西高・藤吉純誠)
ホームグラウンド一体で掴んだ、笑顔と涙の歴史的なプレミアリーグ初勝利!29日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WEST第16節で、12位の鹿児島城西高(鹿児島)と10位のファジアーノ岡山U-18(岡山)が対峙した残留争い直接対決は、岡山U-18がMF磯本蒼羽(3年)のゴールで先制したものの、U-17日本代表のFW大石脩斗(2年)とDF福留大和(3年)が得点を重ねた鹿児島城西が見事な逆転勝利。リーグ戦14試合目にして、念願の今季初白星を手繰り寄せている。
「久しぶりのホーム戦だったので、入りは良くなかったですよね」と新田祐輔監督が話したように、9月に入って2試合の延期を強いられたため、鹿児島城西にとっては実に2か月ぶりとなる後半戦初のホームゲーム。いつも通りスタンドには少なくない観衆が詰めかけていたものの、双方の立ち位置を考えても負けられない一戦だけに、試合は慎重に立ち上がる。
ファーストチャンスは鹿児島城西。20分。MF野村颯馬(2年)がMF重盛響輝(2年)と交わしたワンツーを経て、MF柳真生(3年)が枠へ収めたシュートは岡山U-18のGK来海良宣(1年)がキャッチしたものの、「岡山のプレスの掛け方を考えて、今日はちょっとボールを回そうと思っていました」という指揮官の言葉通りに、スムーズなパスワークからフィニッシュまで。27分にも重盛のフィードから巧みに反転したFW別府拓眞(2年)が打ち切ったシュートは、岡山のディフェンスリーダーを務めるDF川上航生(3年)のブロックに遭うも、惜しいシーンを創出する。
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