前橋育英が4連勝中の青森山田を1-0撃破!「このままでは終われない」タイガー軍団はリーグ6位からさらに上、選手権で日本一へ
ゲキサカ / 2024年10月14日 16時29分
[10.13 プレミアリーグEAST第18節 前橋育英高 1-0 青森山田高 前橋育英高校高崎G]
前橋育英が青森山田の連勝をストップ! 13日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 EAST第18節で前橋育英高(群馬)と青森山田高(青森)が対戦。ボームの前橋育英がFWオノノジュ慶吏(3年)の決勝点によって、1-0で勝った。
4連勝中で高体連勢トップの3位・青森山田を前橋育英が止めた。オノノジュは「自分たちが連勝をストップさせられた。しかも0失点で、セットプレーも0で抑えて勝てたっていうところは、ここから自信に繋がると思います」。これで前橋育英は6月以降、6勝2分2敗。暫定6位へ順位を上げ、今後のプレミアリーグ、選手権へ弾みをつけた。
ホームの前橋育英はGK藤原優希(3年)、DFが瀧口眞大(2年)、久保遥夢(2年)、鈴木陽(3年)、竹ノ谷優駕(2年)、MF石井陽主将(3年)、柴野快仁(2年)、黒沢佑晟(3年)、平林尊琉(2年)、FWオノノジュ、佐藤耕太(3年)の11人でスタートした。
一方の青森山田は、GK松田駿(2年)、DF中島斗武(3年)、島津亮太(2年)、福井史弥(2年)、伊藤柊(3年)、小沼蒼珠主将(3年)、MF浅野瑠唯(3年)、川口遼己(3年)、別府育真(3年)、大沢悠真(3年)、FW石川大也(3年)の11人が先発を務めた。
高体連の強豪校同士のビッグマッチ
立ち上がりは前橋育英が押し込んで仕掛ける。3分、左の平林が中へ運んでパスを繋ぎ、佐藤がターンからPAへ潜り込んだ。また、11分には瀧口のスルーパスからオノノジュが右足シュート。だが、石川を筆頭に、川口と浅野の両ボランチも積極的に前へ出てくるなど、アプローチの鋭い青森山田にビルドアップを封じられるような時間が増えてしまう。
青森山田は8分、島津のインターセプトを起点とした速攻から川口がフィニッシュ。17分には、右から左へ流れていた中島の折り返しからシュートチャンスを迎える。また、20分には、正確なフィードも見せていた小沼のロングスローが1バウンドしてゴール前を横切った。
青森山田MF別府育真の左足シュートを前橋育英CB久保遥夢が頭でクリア
前橋育英は石井の奪い返しから、黒沢のドリブルなどを交えて攻め返す。柴野や平林がボールタッチ数を増やし、オノノジュ、柴野がスペースへ抜け出す動き。青森山田は入れ替わられそうになるシーンもあったが、伊藤、福井ら各選手が例え体勢を崩しても足を残してボールを止めるなど、対人の攻防で負けない。そして、速攻、セットプレーからゴールへ迫るシーンを増やしていた。
青森山田DF島津亮太が相手の突破を阻止
33分、福井のインターセプトから左の大沢が縦へ持ち込み、ラストパスがファーの別府へ通る。だが、前橋育英の竹ノ谷がタックルを決めてゴールを死守。前橋育英はDF牧野奨(2年)の負傷離脱に伴い、本来ボランチの竹ノ谷が左SBを務めた。急造のSBだったが、山田耕介監督が「スベディ(竹ノ谷)のヘディングは大きかったですね」と評したように、対青森山田で高さも発揮。貢献度の高いプレーを見せていた。
左SBで起用された竹ノ谷優駕は守備能力の高さを発揮
加えて、41分、43分と青森山田・川口にミドルレンジから狙われたが、前橋育英はDF陣が連続でシュートブロック。この日、久保は頭でのシュートブロックなど勇気のあるプレーを続け、Bチームから這い上がってきた鈴木も身体を張ってゴールを守っていた。
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