独特なテンポとリズムで“1秒”を作れる10番のプレーメイカー。横浜FCユースMF朝見友樹は自分の信じたスタイルを貫き続ける!
ゲキサカ / 2024年10月16日 20時29分
[10.14 プレミアリーグEAST第18節 柏U-18 1-0 横浜FCユース 日立柏総合グランド]
ひとたびその10番にボールが入ると、周囲に流れる空気が一変する。まるで時空を歪めるような、独特なテンポとリズムを刻みながら、自分の信じた次の最適解へとスムーズに移行していく。その醸し出す雰囲気、まさに異才。
「自分は別に身体がそんなに強いわけでもないので、その分周りを見ながらプレーしていますね。相手が来るまでに“1秒”でも時間があったら次の選択肢を持てますし、そこの“1秒”を稼げるようなポジショニングを意識してやっています」。
プレミアリーグEASTで首位を走り続けている横浜FCユース(神奈川)の10番を託された、自分のスタイルを貫きながら“1秒”を作り出すプレーメイカー。MF朝見友樹(3年=横浜FCジュニアユース出身)の存在感は、シーズンを追うごとにどんどん高まっている。
「前半は自分としてもボールを持てたり、回せたりしていて、自分たちの思い通りの流れになっていたと思います」。柏レイソルU-18(千葉)とアウェイで激突したプレミアリーグEAST第18節。首位に立っている横浜FCユースにとっては、このゲームでも勝点3を手繰り寄せ、優勝争いを優位に進めていきたいところ。チームは立ち上がりから攻勢を強めていく。
9分にはMF中台翔太(3年)の積極的なミドルから、こぼれに詰めたMF柴草哲晟(2年)のシュートは相手GKがセーブ。16分にも柴草が高い位置でボールを奪い、FW庄司啓太郎(3年)のパスからMF岩崎亮佑(2年)が打ち切ったシュートはわずかに枠の上へ。20分にもキャプテンのDF小漉康太(3年)が直接狙ったFKはクロスバーをかすめるなど、先制への予感を漂わせる。
21分には朝見も積極的な守備から敵陣でボールを奪い切り、そのまま枠内シュートを放つもGKがキャッチ。さらに24分と45+2分にも庄司が決定機を迎えながら、ゴールには至らず。「自分たちは前半で良い試合ができていても決められないことが多いので、前半はチームとしての課題だと思います」(朝見)。最初の45分間はスコアレスで推移する。
後半は一転して、ホームチームのターンが増える。「後半は相手が後ろに人数をかけてきて、自分たちもちょっと下がってしまったことで間延びが生まれたりして、フォワードだけでプレスに行くシーンもありましたね」(朝見)。3-4-2-1気味にシステム変更した相手を前に、なかなかチャンスを作り切れない。
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