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[MOM4862]神戸U-18FW渡辺隼斗(2年)_悩めるストライカーの咆哮!「神戸のルカク」が久々のプレミアゴールでリーグ9連勝達成のヒーローに!

ゲキサカ / 2024年10月20日 21時10分


 10月19日。第19節。岡山U-18をホームに迎えた一戦も、スタメンとして最前線の位置に入ったのは後半戦で5試合連続ゴールを叩き出すなど、絶好調のFW吉岡嵐(3年)。悩めるストライカーはベンチから出番が来るタイミングを窺うことになる。

 試合はやや神戸U-18が押し気味に進めたものの、前半の45分間はスコアレスで推移。すると、後半も中盤に差し掛かったころ、アップエリアの渡辺に声が掛かる。「交代で入る時は0-0だったので、自分の仕事は点を決めることだとは出る前から思っていましたし、安部さん(安部雄大監督)にも『1本行ってこい』と言われたので、『今日こそは決めないとな』と思っていました」。出すべき結果はゴール一択。後半20分。強い決意を持って、雨の降るピッチへと駆け出していく。

「やっぱり家族への恩返しの想いもそうですし、自分を支えてきてくれた人のことも考えながら、『消極的なプレーばかりしていたらダメだな』と思うことは、自分を奮い立たせるためにずっとやってきたことですね」。周囲には自分に期待してくれている人たちがいる。その想いに応えるためにも、今日こそやるしかない。

 0-0で迎えた後半37分。神戸U-18は右CKを奪う。「もう点のことしか考えていなかったので、『どんな形でもいいから自分が点を獲ってやる』と思っていました」。キッカーのMF濱崎健斗(2年)を信じて、ゴール前にポジションを取る。軌道が見えた。ニアだ!

「ボールが入ってきた時にうまく相手のマークも外せたので、『これは来たな』と感じましたし、思っていた通りに逸らせた感じだったので、頭に当たった瞬間に『もらったな』と思いました」。ヘディングで方向を変えたボールは、左スミのゴールネットへ飛び込んでいく。

「今季はプレミアで全然点を決められていなくて、やっと決められたという気持ちで嬉しくてしょうがなかったです。やっぱりプレミアで獲るゴールは本当に気持ち良いですね。練習試合とかAチームのサブの試合とかでは点を獲り続けることはできていたんですけど、プレミアは全然違うなと思いました」。実に3か月ぶりに挙げたリーグ戦3点目となる先制ゴールは、そのままこの試合の決勝点に。渡辺がようやく手繰り寄せた結果は、チームの勝利に直結する、大きな、大きな1点になった。


「僕は正直、ちょっとゴチャッとなって見えなかったので、最初は誰が獲ったかわからなかったんですよ(笑)。(山田)海斗か原ちゃん(原蒼汰)かナベかみたいな感じだったんですけど、ベンチでみんなが『ナベ!ナベ!』と言っていたので、それは嬉しかったですね」。

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