1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[MOM4862]神戸U-18FW渡辺隼斗(2年)_悩めるストライカーの咆哮!「神戸のルカク」が久々のプレミアゴールでリーグ9連勝達成のヒーローに!

ゲキサカ / 2024年10月20日 21時10分

 笑いながらそう明かした安部雄大監督も、ストライカーの心境を慮る。「渡辺自身も苦しんでいましたけど、調子は悪くなかったですし、『1本獲れれば爆発してくれるんじゃないかな』という期待もありましたし、それで頑張ってやり続けたことが結果に繋がって良かったなと思います」。

 今季のキャプテンマークを巻いてきたDF山田海斗(3年)が、渡辺について語っていた言葉も印象深い。「ケガもあってなかなか結果が出ていなかったですけど、隼斗のことはみんな信用しているので、隼斗が結果を出して勝てたことは本人もチームも非常に良かったかなと思います。今日はなかなか獲れなかったですけど、セットプレーで途中から入った隼斗が点を決めてくれたのは、今のチームの強さというか、入ってきた選手もやってくれるというところが光った試合だと思います」。

 渡辺自身は先輩たちから向けられてきた言葉が、自分にもたらしてくれた影響についても言及する。「みんなから『やっと決めたな』と言われましたし、悠庵には『やっとやな!やればできるんやから、これからももっとやれよ!』言われて(笑)、ちょっとこの試合で自信を取り戻せたかなと思います。先輩方のみんなは自分が苦しい時にもプラスの声掛けばかりしてくれて、それでメッチャ救われてきたところはあります」。みんながこの人を信じていた。みんながこの人のゴールを待っていたのだ。

 待望の1点は、手にしてみせた。ただ、もちろんこれだけの結果で満足しているはずもない。次戦は首位を走っている大津高との直接対決。チームの今シーズンを左右するビッグマッチでも、その先に続くリーグ戦の試合でも、もう自分のやるべきことは明確すぎるぐらい明確だ。

「大津も首位を走っているチームで、次は絶対に勝たないといけない試合なので、得点という形で結果を出したいですね。1点入ったらたぶんどんどん行けると思うので、この1点で一喜一憂せずに、これからも自分が点を獲り続けて、自分の点でチームが勝てるようにしたいなと強く思っています」。

 発散すべきエネルギーは、自分の中に充満しまくっている。あくまでもこの日の1点は、ここから爆発するための1つのきっかけ。神戸U-18のレフティストライカー。渡辺隼斗の2024年には、まだまだ自身の真価を証明するための舞台が、確実に残されている。

(取材・文 土屋雅史)
●高円宮杯プレミアリーグ2024特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください